新人は思う!

「今年ももう沢も終わりだなあ」_えっ、まだ2回しか行ってないのに。

9月に入会してのんびりしてたらはや10月もなかば。もっと回数行っておきたかった。

あわてて他の予定をキャンセルして沢を優先しはじめた。
増田さんがこころよく会費を待ってくれている間にハーネスを買わねば。「地図は絶対にもっていくんだぞ。」 「地図は絶対だぞ。」 「地図」 そうそう地図も買うこと…と。

初心者の私にとっての沢の魅力とは何でしょう。登山道歩きにくらべて、よりダイレクトに山と接することができることです。五感で味わう山。目に飛び込む滝やナメ、樹木の美しさ。鳴り響く音とふりかかる水しぶき。岩や草つき、コケや泥の触感とにおい。沢の空気と水が私の身体にしみこんでくる感じです。

山とダイレクトに接しすぎて新人ふたりのうちひとりは腕にみごとな青アザ、もひとりは全治2週間のヒザの捻挫で「駅の階段てこんなに長かった?」と、街で苦しんでます。
そこまで苦しみたかないけど、身体を苦しめることで得られる快感て確かにありますよね。登山道を歩いてても条件さえそろえばあります。暑さにほてった顔を岩清水につけたときの快感。肩にくいこむ荷にうんざりしてたら突然周囲の景色がひらけてきてふしぎに楽しいナチュラルハイ状態。今までの苦しみはこの快感のためにあり。この瞬間のために生きているんだと思える瞬間がやってくる。
沢歩きはそんな瞬間を求めてすすんでとびこんでいくという感じです。苦しみと快感に出会う機会に恵まれてそうですし。さらにエスカレートしてその道をきわめると、ヤブこぎ行とラッセル行を愛する行者宗像にゆきつくのだと思いました。(とま)

全治3週間です。完治するには8週間と言われました。沢登り3回目にしてやってしまいました。増田さんの後継者?何でもないところで、掴んだ枝が折れて膝をひねってしまいました。緊張感が足りなかったのでしょうか?一瞬の出来事でした。その場で増田さんにテーピングをしてもらいました。戸ガ崎さんに「だいぶ腫れていますね。」と言われましたが、そんなにすぐには腫れたりしないのです。もともとこんな足なのです。後で本当に腫れました。
足を引きずり、かたつむり状態で通勤すると、都会は山より過酷でした。ほんとに。

私の足を見ていろんな反応がありました。「まあ、お若いのに。」これは、はっきり言って嫌味です。「もったいない。」と言った人もいました。意味不明で、言った本人も言った後であれ?という顔をしていました。「こういう時は何と挨拶をしますか。」と尋ねた学生に「お大事に。」と言うのですと健気にも答えた私でした。「お大事に。」「はい。」

行けないとなると、沢も茸狩りもますます輝いて見えます。皆がうらやましい。(も)

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