ぼんやり山用語辞典

《雨男(雨女)》
広辞苑によれば、「その人が何かをする日には必ず雨が降るといわれる男性(女性)」。
天候が不順である。冬の少雪、春先の少雨、5月~6月の日照時間の少なさ、梅雨明けが遅く涼しすぎるこのごろ。

これもエルニーニョ現象とか、地球温暖化のせいなのだろうか。そのためかこのところ天気に恵まれない。今年に入って半年間の私の山行を天候に着目して振り返ってみる。

1月 小出俣;1日目晴れ、2日目雨(なんと冬山で雨)
2月 八ヶ岳硫黄岳;1日目雨(なんと冬山で雨)、2日目雪
日光白根;1日目曇り、2日目吹雪
3月 毛猛足沢山~太郎助山;雨のため行き先変更
RCT(幕岩);晴れ
4月 レスキュー訓練(小常木);曇り
5月 春合宿;雨、3泊4日で晴れたのは3日目のみ
山菜採り;晴れ
6月 上州武尊西俣沢;雨
二口穴戸沢~大行沢~カケス沢;1日目雨、2日目晴れ

まともに晴れたのはRCTと山菜採りだけ。我ながらかわいそうなくらい天気に見放されている。おかげで「逍遥の雨男」というあまりうれしくないあだ名を拝命してしまった。お天気の本によれば、年間平均の降水確率は35%程度であるそうだ。私の場合、山行日数17日中雨天、雪は10日。降水確率なんと59%。イチローも真っ青の高打率だ。
かといって、天気が悪そうだからと山行を前もって中止するのはあまり好きではない。天気なんて行ってみなければどうなるかわからないし、雨降りでも結構楽しめるからだ。中止した日は鬱々として気が晴れないし、まして予報が外れて晴れでもした日には胸かきむしる思いでのたうちまわることになるからだ。

雨降りにも多少はいい点がある。
①少々の悪天候には動じない強靱な精神力が身に付く。
②雨の沢もまた良し。雨に新緑が映えて綺麗。(でも晴れたときの方が数倍綺麗だ)
③晴れたときの喜びが倍加する。(ほとんどヤケクソの負け惜しみ)

この原稿を書く直前、神室山塊に行った。久々に天候に恵まれた遡行となった。沢床の石も、水も、周りの緑も全てが太陽の光にきらきらと輝いていた。やはり沢は晴れていなければいけない。

確率が全ての人々に平等なら、これからしばらくは晴れが続いていいはずだ。とりあえずは夏合宿の好天に期待しよう。

《陳さんの蒸し煎餅》
買ったときは蒸しパンだったのだが、山行の終わり頃には立派な煎餅になっている。形は変わり果ててしまってはいるが味は一緒、なかなかいける。山行で余ったつぶれたパンはうちへ持って帰っても食べないと言う人がいるが、我が家ではそのようなことはない。私も食べるが、腹を減らした女房、子供、犬が煎餅になったパンも綺麗に片付けてくれる。そんなところに家族の絆を感じている私は寂しい人間なのだろうか。

《軽量化対策》
他のメンバーに比べてどうも私のザックは重くかさばる。神室での荷揚げで宗像さんの腰にダメージを与えてしまったことで、少し真剣に軽量化対策に取り組むことにした。
今までもできるだけ軽くする努力はしてきたつもりなので、もしかしたら重箱の隅をつつくことになるかもしれない。
①アイスハンマー;ミゾーを買うことにした。17,000円は痛いがしかたない。最初からそれにしておけば良かった。安物買いの何とやら・・・。
②行動食;魚肉ソーセージは重いのでやめる。ビスケット類を少し増やそうか・・・。あまり斬新なアイデアなし。
③酒;避けては通れない永遠の命題。重さと体力と酔いの心地よさを天秤に掛けて、どのくらい持って行くべきか。幾多の先人もこの問題にぶちあたり未だに答えを見い出せないでいる。とりあえず(ビールは別として)度数の強いものを選び、重量効率を上げるという方針で行こう。

夏合宿に向けて毎日こんなことばかりをぼんやりと考えている。(ま)

このエッセイの《雨男(雨女)》への月報あとがきでのコメント

今月号は夏合宿があるので原稿の〆切がいつもより早めだったからか、原稿が少なかったです。そんな中で増田さんの雨男エッセイが面白かったので、自分も計算してみました。
今年の山行日数45日中雨や雪の日は16日。35.6%。ほぼ年間降水確率通りですね。確かに増田さんと違い天候に恵まれないというイメージはあまりありません。青空が広がってイイ天気だ今日は!!と思えた日は15日ありました。33.3%です。それほど雨天の確率と変りません。イイ天気!!の山は、春の平標山集中、南会津の春山縦走、上州武尊、小室川谷、神室山塊…。ほぉ、神室以外、増田さんと一緒じゃないですね。なるほど。

では、増田さんと一緒だった山行に限定してみましょう。18日中9日が雨や雪。雨天の確率は50%に跳ね上がってしまいました。さらに増田さんの集計にあわせて神室を除いてみると(15日中9日)なんと60%にもなってしまいました。なるほど、そういうことだったんですね、増田さん。

確率が全ての人々に平等なら、これからしばらくは晴れが続いていいはずだ。

確率を相対度数の極限化と定義すれば、個人での誤差はかなりあるはずです。ですから、残念ながら今まで悪かったからといって「これからしばらくは晴れが続」くとは限らないと思います。増田さんが悪くとも他の誰かが良ければ降水確率に収束するのです。
気持ちは充分解りますが。ご愁傷さまです。結局、金は天下のまわりものと言っても、回っているところだけで回っているのと同じかもしれませんね。

以上、増田氏:逍遙の雨男説の検証になってしまいました。

とりあえずは夏合宿の好天に期待しよう。

おぉ、同じパーティだ。
検証なんてするんじゃなかった。(ち)

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