台高・又口川三ツ俣谷〜東ノ川本流

2002年5月3日(金)〜5月6日(月)
L長南・佐藤・関

2002/05/03 大峰:又口沢三ツ俣沢-東ノ川

私は初めての春合宿。結構、わたし的には辛い合宿でした。おもしろかったけど・・・。実は、前に進む事が精一杯で、記録はあまりとれませんでした。

5月3日(金) 晴れ
尾鷲駅からタクシーで三又谷出合へ向う。タクシーの中からみた又口川は思ったより小さく、三又谷も大きくないと思った。
出合より入渓する。1つ1つの石が大きいゴーロで、その石の大きさにはびっくりした。小さな滝をいくつもこえる。30mの滝は左から行く。厳しそうな所は長南さんが空身で行って、ザイルをだしてもらった。ここは結構木の根がしっかりしていたので安心だった。沢に降りるのは懸垂下降なしで行けた。降りた所はナメだった。
左に大岩のある滝は左側から中段まで長南さんがまず登り、そこからは、落口のちょっといやらしそうな所は、空身でハーケンを2枚使う。その後、確保してもらって、私も空身で行き、3人分の荷揚げをして、佐藤さんがハーケンを回収しながら登った。長南さん曰く「ちょっと遊びすぎちゃった。」

650m〜700m辺りの二俣を過ぎた後の7mの滝は、中央の溝から登ると難無く登れた。
その上はナメ。広くて長いナメで、歩いていて気持ちがいい。この1年で私が見た中では、一番広くて長いナメだったと思う。
長いナメが終わり、小滝をいくつか登ると、地形がなだらかになり、テン場を探す。
小屋跡のすぐそばに決めた。沢靴を脱いでみると、スネの下あたりから血が出ている。姿は見当たらなかったがヒルにやられたらしい。私にとってはお初であった。

5月4日(日)雨時々曇り
前の晩から降り出した雨は回復しなかった。どんよりしたお天気の中、8:55出発。15分ほどで二俣に着いた。ここの方がテン場としてはよかったようだ。炭焼きの跡が多い。
出発してから1時間くらいで鞍部に出る。地形図にある道まで踏跡をたどる。鞍部からちょっと行った所で、長南さんがすごく背の高いコシアブラを発見。コシアブラがここまで高くなるとは思わなかった。道には出たものの、ひどいヤブで、ヤブこぎしながら歩くのは結構疲れる。沢に降りて来ると歩きやすくなった。
沢に出る所には、何やら大掛かりな装置があった跡があった。電線台、鉄の車輪らしきものがあった。このまま沢をつめ上がって、ヤブだらけの道に出た。もうヤブ道にはうんざりしながら、かき分けて進む。私が先頭を歩いている時、上から『どどど・・・』という、何かがかけ降りて来る音がし、私の前と後ろを何かが横切って行った。とてもびっくりした私は思わず『ひゃぁ?!』と言う声を上げてしまっったが、佐藤さんと長南さんは、私が道から転げ落ちたと思ったらしい。かけ降りて言ったものは、イノシシかと思うが、色が白っぽかったような気がした。

古和谷林道から上がて来る道に出合い、ひどいヤブではなくなったのでホッとした。しばらく行った所の神明水で休憩。道を行くと、地形図よりも手前で、木組峠の表示があり、ここは地形図の方を信じてもう少し先に行ってみる。ところが行き過ぎてしまったようで、少し戻った所から東ノ川のほうへ下りる。午前中のヤブ漕ぎでへたばってきていた私は、また、ハッキリしない道を行くのかと思いうんざりした。途中、スイスイ斜面を行くシカの脚力をうらやましく思いつつ、ヤブを漕いで行く。
やっと下の林道に出たのは18:00であった。もう、薄暗くなってきていた。白崩谷パーティの焚火を見た時は、着ているものを乾かせる、と思いホッとした。

5月5日(日)晴れのち曇り
白崩谷パーティの1時間後、9:30に出発。渡渉をくり返しつつ行く。
白崩谷の手前の淵は、左から踏跡をたどり、出合に出た。この辺りから巨岩が目立つようになった。2条の滝の巨岩は、見るからに、山の上からはがれ落ちてきたような巨岩だった。これらの巨岩がガラガラと落ちて来る所を想像すると、今自分がここにいることが恐く感じた。

巨岩帯を行くのは、沢登りと言うよりも、巻いてばかりのような感じがする。
アメ止めの滝は、私は気がつかないうちに巻いていた。結構上の方まで上がった巻が終わると、中崩谷のあたりだった。また巻を繰り返す。大岩にハーケンの打ってあるすぐ先の所に懸垂下降で下りたが、19;00近くで暗くなってきている。結局この日は、この巨岩のすきまでビバークとなった。

5月6日(月)晴れ
今日は5:00起床、7:15出発。30分ちょっとでテン場適地。 しかしここは、水場が遠かった。昨日のビバークはテント張れるし、水はテント入口から手をのばせばとれるし、それなりによかったか(?)。そこから30分程で西ノ滝の下に着いた。高い。人によっては『登ろう』と言う気になるのだろうが、私はご遠慮申し上げる。
中ノ滝を見送って、シオカラ谷に入る。やはり荷上げの繰り返し。この辺は赤ペンキの矢印があった。その矢印をたどると、荷物が軽い人用なのか、私たちのような大きいザックを背負っては行けないような所が多かった。東の滝の下からの巻は以外と楽だった。そして、最後、ナメにでると、もうすぐに吊橋が見え、人がいっぱいいた。吊橋からバス停までの登りが結構きつかった。ぎりぎり14:15のバスに乗れた。( 記:関 )

<コースタイム>
5月3日 三ツ俣谷出合い(10:30)~30mの滝(12:30)~650-700m辺りの二俣(15:20)~泊場(16:10)
5月4日 泊場(8:55)~鞍部(9:45)~古和谷林道からの道との分岐(13:25)~木組峠近く(14:30)~東ノ川の林道(18:00)~泊場(19:00)
5月5日 泊場(9:30)~白崩谷出合(10:40)~2条の滝(13:40)~泊場(18:45)
5月6日 泊場(7:15)~西ノ滝(8:15)~東ノ滝(13:00)~吊橋(13:40)

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