奥秩父・滝川豆焼沢

2002年5月26日(日)
L五十嵐・佐藤・他1名

豆焼沢は「東京周辺の沢」の表紙を飾る有名な沢だ。誰もが一度は行きたいと思っている沢だと思う。
しばらく沢(山)から遠ざかっていて体力が落ちているので無謀だと思いつつ、6月7月と沢に行けないのでママヨで計画した。

前夜発日帰りというハードな山行に佐藤さんがOKしてくれたので、雁坂トンネルが通る前からの思いがようやくかなった。

前夜20時半、志木駅で佐藤さんと待ち合わせたのだが、道に迷い遅刻。我が家の地図は古くて志木駅周辺の道には使えない。感をたよりに行ったら、しっかり間違っていた。(翌日、本屋で立ち読みして頭に入れました。)関越道花園IC経由で秩父に向かう。豆焼橋のりっぱな休憩所についたのは23時すぎで、明るい照明の下で軽く飲み就寝。

5時頃、横に入ってきた車の音と話し声で起床する。天気はものすごくよい。予報は午後から雷雨だけど。5時20分、現地集合のHさんが時間どおり到着。みなで朝ご飯を食べて、予定通り6時出発。モチゴヤ沢右岸の山道を使って沢に下り立つ。水は濁っていない。歩き出すととても懐かしい気がする。そう、ここは奥秩父滝川だ。5年ぶりくらいだろうか。心地よさは変わらない。やっぱり奥秩父はとてもいい。

5m滝スダレ状を超えた3mCS滝は右からワイヤーをつかんで空身で乗り越した。さらに5m滝を越えるとホチの滝だった。真上にりっぱな黄色の橋がかかっている。沢屋として見ると橋によって景観が損なわれているが、観光客として見るとりっぱな景勝地である。まあ、観光客は下からは見ないだろうけれど。実に見ごたえのある滝だ。右岸の巻き道はしっかりしているがけっこう急で息が切れる。
続くゴルジュは2つめの滝の右側に中途半端なロープがかかっているが、そこを登るよりは左を登った方がよさそうに見える。この2つめの滝はぬれるし、むずかしそうなので1つめの滝の手前から右岸を巻いた。ここを登って充実感にひたるのもよいかもしれない。巻き道に鹿の糞が山盛りあり、ベテランの佐藤さんが感心していた。

しばらく楽しく滝を越えて、左から枝沢が入ると5m5mの2段の滝に出合う。トオの滝というらしい。左岸を小さく巻いた。ここから少し行ったところで朝起こしてくれた釣屋さん3名に会う。「沢に入らないように」と言われたので、会釈し通り過ぎた。沢に入らないで遡行はできないが、釣屋さんをたててしばらく沢に入るのは最小限になるよう心がける。釣屋さんはかなり入っているのか、要所にはトラロープがかかっている。

大滝手前の4m滝は左のバンドから登れるが大きな荷物だとつかえてしまってむずかしそうだ。右から巻き気味にも登れるが1歩が悪い。大滝50mは「東京周辺の沢」の表紙である。大きさといい形といい水量といい背景といい、申し分のない美しい滝である。写真では写せない迫力をしばらく観賞する。見飽きることはないが行程が長いのでしょうがなく出発。ここを佐藤さんは以前左岸から巻いたらしい。左岸の方が巻きやすそうだが、今日は巻き道のしっかりした右岸から巻く。

なおも滝が続きなんと楽しい沢だろう。水量(1:3)の二俣、両方にスダレ状の滝をかけた地点でお昼にする。とてもいいながめだ。ゆっくりすると出発するのがおっくうになる。だんだん天気もあやしくなってきた。もうぬれたくない気分だ。まだまだ滝は続くがガレや枝沢を越えるたびに水量はだんだん減ってくる。ハードな行程なので予想通りへろへろで、朦朧としながら登る。本流の水がガレに消えて二登りくらいで、ようやく登山道に出た。

登山道に出たら、雷が聞こえ雨そして雹そして雪になった。いそいで身支度する。小雨になったので雁坂小屋に向かう。雁坂小屋についた途端、雷が鳴りまた雪が降り出した。午後から雷雨という天気予報は当たった。雪が雨に変わり小止みになるまで、雨宿りさせてもらう。とても感じのいい小屋で機会があれば泊まってみたいと思う。小雨になったところで黒岩尾根へ出発。とても整備されていて、万が一、日が暮れても間違えずに歩けそうだ。急ぎ足で(走らないで)小屋から2時間40分、車の置いてある休憩所に戻った。

久しぶりの山行で11時間行動はハードだった。しかし、豆焼沢は多少ワイヤーなど工事の跡が見られたのは残念ではあるが、思っていたとおりすばらしい沢だったのでとても充実した1日だった。おまけに山行からの帰りは、休憩所から西武秩父まで1時間、佐藤さんの好判断でそこから家まで2時間という、記念すべきハイスピードで帰宅することができた。良かった。

と、これで終わるはずが、この山行がとんでもない火種になってしまった。結果として会の皆様にいろいろご迷惑をおかけしました。考えが足りなかったことを反省し、今後は年相応に思慮深くなりたいと思います。(記:五十嵐)

<コースタイム>
出発(6:00)〜ホチの滝(7:25-35)〜休憩(8:00-15)〜休憩(9:30-45)〜スダレ状の滝50m(11:40-12:20)〜登山道(13:30-45)〜雁坂小屋(14:10-20)〜休憩(15:25-40)〜あせみ峠(16:00)〜車道(16:35)〜休憩所(17:00)

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