思えば随分と山に入っていなかった。10月14日に秋の集中が終わった後、キノコ採りが中止になり、11月はまだ記憶に新しい奥美濃でのあの遭難事故が・・・。
遭難事故後、会として初めての山行となったが、まだ傷の癒えぬ遭難組の二人はキャンセルとなり増田さんと私での出発となった。
「ビール2本分お得だよっ!」という佐藤さんのアドバイスに従い、小田急線「新松田駅」からJR御殿場線に乗り換え「谷峨駅」でバスに乗り換えるというリーズナブルアプローチを使う。バス停
「ハイツアンドヴィラなかがわ」で下車すると、すぐ脇を笹子沢が流れている。「笹子沢バンガロー」の矢印に従って進んでいき、しばらく右岸の仕事道(地形図には書いてない)を登っていく。二つの堰堤をこえると広いキャンプサイトのような川原が続いており、ここで足ごしらえをした。
入渓した後もしばらくは左岸の仕事道を進んでいった。
㈰ 左から1:2の割合で勢いよく沢が流れ込んでいる。この後の二俣と間違えやすい。
㈪ 495m付近の広い二俣。左俣は枯れていた。
このあたりからブタ沢の臭いが漂いだす・・・
㈫ ミニミニ3段3ツ釜5mの滝。
㈬ 「この沢なんもないなぁ〜」と思いつつ歩いていると、でました唯一の核心部である580m付近の二俣。左俣を見ると2段20mの滝、右俣は20mの直爆だ! なかなか良い所だの。
まさか滝を登るわけにもいかず、右俣を右から巻いていった。滝上を巻いている途中、先を見ると6mほどの滝があるのだが、登れそうもないのでついでに巻いてしまった。
㈭ この後は平凡な川原が続く。
㈮ 760m付近の2mの滝をこえるとあとはもう特筆するべきものはない。
源頭の鞍部から屏風岩山を経て、見頃の紅葉を眺めながら東海自然歩道を大滝橋に下っていった。最後はお約束の中川温泉・ぶなの湯につかり往路と同じ谷峨駅経由で帰路に着いた。(夕方は国道246号が渋滞するので金額的だけでなく、時間的にも谷峨駅乗り換えは有効だ)(記:松之舎)
《コースタイム》
ハイツアンドヴィラなかがわバス停発(9:00)〜入渓(9:45)〜495m付近の二俣(10:08)〜580m付近の二俣(10:25)〜源頭の鞍部(12:35)〜大滝橋(14:30)