温泉三昧?

 私は温泉が大好きである。特に白濁していたり、硫黄臭のするのが最高だ。山に行けば、ほとんど下山後に麓の温泉に立ち寄っている。冬は山には御無沙汰してしまいスキーに通うが、宿の多くは温泉である。従って、年間30回以上は温泉に行くことになる。

昔話になるが、今まで印象深かった温泉について書いてみたい。
まずは、学生時代の話だから25年位前になる。上野からと札幌からと、二晩夜行で北海道は大雪のトムラウシ川に行った。両岸ゴルジュの函を遡行していくと、右岸に温泉が涌いていた。狭い川原で、しかも、石が大きかったため、湯船は作れなかったが、渡渉で冷えた体には温かった。トムラウシ川には釣りに行ったので、トムラウシ温泉まで遡行したわけではないが、さらに上流にもあるのだろうか。昔過ぎて泉質は分からない。
次の日、となりのヌプントムラウシ川の林道を歩いて行くと、対岸に湯気が出ている。近くに行くと、間欠泉。湯気だけだったり、穴からボコボコしていたり、吹き出したり。とても熱く、川の水と混ざるように湯船を作った。なかなか風情ある温泉でテントサイトから30分も掛けて夕方と朝方に入りにいった。途中でエゾシカの親子に出会った。3度目に入ろうとしたら、団体に占拠されていた。今はどうなっているのだろうか。
次に、これまた20年位前の話。ゴールデンウィークに先輩と2人で八甲田に山スキーに行った。まずはロープウェイで田茂萢岳に上がり、大岳ヒュッテに荷物を下ろした。当時は床が抜けており、端にテントを張ってから、井戸岳周辺で足慣らしをした。翌日は、朝食後に箒場平へ滑り、バスで八甲田温泉へ。硫化水素泉?の露天風呂からは北八甲田の雄大な景色を楽しんだ。ビールと昼食を摂り、再びバスでにロープウェイへ。大変混雑していたおかげで、酔いも覚め、大岳山荘に戻る。
3日目は大岳環状コースから酸ケ湯に滑り込む。有名な青森ヒバの風呂に入ると、混浴である。ちょっと緊張。しかし、人の多さには閉口した。昼食後は、シールを付けて沢筋から仙人岱ヒュッテに向かった。途中に噴気も見ながら、平原に出るとガスの中に小綺麗なヒュッテの屋根が見えた。ここから大岳ヒュッテへ荷物を取りに行く。ガスの中、地形図とコンパスが重宝した。1晩過ごしたが、この小屋は蚕棚なものの、快適だった。
4日目は小岳経由で高田大岳へ。山頂手前は雪が剥げていたが、南東面は無木立の急斜面が待っていた。少々荒れてはいるものの、豪快に滑ることができ、最後は谷地温泉へ。最後の晩は旅館泊まりで、当然のように3回入った。総板張りの浴室で、下から温泉が涌いており、とても風情があった。今はどうなっているのだろうか。
そうそう、八甲田といえば、一昨年の秋の集中で滝ノ股沢の下山後、猿倉温泉に入ったが、ここも良かった。南八甲田にも山小屋があると、山スキーには行きやすいのだけれど。
続いて八幡平の話。ここも温泉は多い。私が入っただけでも玉川、後生掛、藤七、松川滝の上、少し離れているが、乳頭、水沢も。しかし、ここでは大深沢の見張り小屋脇の温泉を紹介しましょう。初めて行ったのは20年位前だが、今年も行きました。かつては小屋から100 m位上流に直径2mのコンクリート製の湯船。普段は熱くて入れず、引いているホースをどかして2時間か、小屋に引いている水をバケツで20回位酌んで入れることが必要だった。正確な泉質は不明だが、薄い卵スープ状態なので、たぶん硫化水素泉かな。 数年前から小屋の奥に3×5m位のりっぱな湯船。当初は綺麗な屋根付きの脱衣所があったが、今では屋根も落ち、そこで脱ぐ気にはならない。
4〜5年前に当会で、秋の集中の際に見ている人も多いはず。この時は冷水のホースが壊れていて、涙を飲んで見学だけとなった。ここの良い所は、湯量も豊富だし、時々詰まっていることもあるが、手を加えれば直る冷水のホースが湯船まで引いてあることだ。熱ければ、水を入れること10分で入れるし、ビールを風呂の脇で冷やせる。さらには、すぐ脇にお湯の沢が流れており、生卵を浸ければ、温泉卵が30分で出来る。ただし、熱い所では茹で卵になる。また、岩魚も釣れるし、時期を選べば山菜やキノコも豊富。大深沢に行った際には、ぜひとも1晩泊まるべきである。そんな訳でここ数年通っている。今年にいたっては、雨が続き増水していたこともあり、2晩もお世話になってしまった。来年は、誰か私といきませんか。
話は尽きないが、最後は願望の話。ここ2年続けて虎毛に行ったが、赤湯俣沢の温泉に行っていない。最近はいい感じではなくなったようだが、沢の中で温泉が涌いてて、しかもテントサイトもある所に行きたいと思っている。どなたか、教えてくれませんか。他会の方で親切な方の情報も、お待ちしています。 (さ)

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