2004年3月28日(日)
(担当)大塚、佐藤、増田、長南、戸ケ崎、松之舎、五十嵐、満田、関、阿部、古市、山口
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2004/03/28 岩トレ2004 |
昨年に引き続き沢の中の滝場で確保技術を中心にリーダー組、養成組、新人組に別れ訓練を行なった。
◆訓練メニュー
[全員]
・基本的なロープの結束方法
[新人組]阿部、古市、山口
・プルージック登攀
・懸垂下降
・リードの確保
・実践訓練(養成組とパーティーを組んで右俣遡行、左俣下降)
[養成組]満田、関
・リード(中間支点のセット)
・リードの確保(墜落停止)
・セカンドの確保(確保支点のセット)
・セカンドでの登攀(中間支点の回収)
・懸垂下降(支点のセットから下降、回収まで)
・実戦訓練(新人組とパーティーを組んで右俣遡行、左俣下降)
[リーダー組]佐藤、増田、長南、戸ケ崎よ、松之舎、五十嵐、大塚
・支点(ハーケン、カムディバイス、固定分散)
・確保器いろいろ(ルベルソ、ピウー)
・コール(ホイッスルの使用方法)
◆リーダー組検証課題
1.セカンドの確保方法については現時点では折り返しのATCでのボディービレイを基本とする。しかし確保方法、器具などにはそれぞれ一長一短があり必ずしもベストな方法を一つに決めるというのは難しい。それぞれの確保方法、器具の特性と限界を良く知り、その場の状況によりケースバイケースで使い分けられる事が重要。
*各確保方法の利点と欠点
[折り返しATCボディビレイ]
利点・確保器が手元にあるので確実に墜落が停止できる。
欠点・ビレイヤー、支点、セカンドが直線にならないとセカンドの墜落時にビレイヤーが
振られてしまう。
[ATC支点ビレイ]
利点・セットが容易。
欠点・ATCが確保者の懐の位置になければグリップビレイのみになってしまい確実に墜落停止出来ない。
[ルベルソ、ピウーなど]
利点・自動ストップ機能が働き確実に墜落停止ができる。操作性が良い。確保者の自己脱出が容易。
欠点・セカンドが墜落してテンションがかかると簡単にはザイルが緩まない。セカンドがぶらさがって水流にはまったりする場合は危険。
[その他]
8環、半マストなども状況によっては使えるがあまり現実的ではない。
2.瀑音等で声が通らない時のコール(ホイッスル)について。
1.ビレイ解除(トップ)
2.了解(セカンド)
3.登って良し(トップ)
4.登ります(セカンド)
以上4回
*コールについては今後もう少し検討してから基本を決め、会員全員に周知する。(記:大塚)
◆養成・新人組実地訓練
《午後》
丹沢玉川南沢右俣〜左俣下降
・13:20訓練場所出発。訓練場所上の滝は左側から登る。
・次の10mでは練習の為、満田さんにトップでいってもらい、ザイルのセット〜確保。
・後は特に大きな滝はない。1箇所、3mのホールド細かい滝は私が阿部さんに初めの一足の手助けをしてもらって登り、お助け紐を出してゴボウで登ってもらう。
・ 適当な所で尾根にあがる。(14:45)
・ 下降をすぐに、高さはないがクライムダウンはちょっと辛そうな所では、お助け紐を使う。
・ 林道が横切った後のつるつるの所は『懸垂下降で』と言われていたにもかかわらず、右から降りれたので降りてしまった。後から、『ここだったのかな?』と言って、次で懸垂下降をした。セットは満田さんがしてくれた。
・ 15:45訓練場所に戻る
(反省・感想)
やはり簡単な所でも、本番になると何をしていいのか、頭が真っ白になるようだ。私がゴボウで登るようのお助け紐をセットしたのだが、倒木にセットしようと思った所まではよかったが、どうするのが一番早くて有効か、一瞬悩んでしまった。もっと回数をこなさなくては、と思った。(記:関)