大菩薩・小菅川本谷

2004年4月7日(水)〜8日(木)
大塚

[7日・晴れ]
小菅川左岸の長い林道を歩き終点から沢に降りる。堰提を二つ越えしばらく行くと小さな淵になる。下流部はほとんど平流のゴーロ歩きだが、明るく穏やかで水量もそれなりにあるので雰囲気は良い。左岸から5mの滝で出合うトリゴヤ沢の出合で幕を張る。

[8日・雨のち晴れ]
昨夜から降り続いていた弱い雨が朝には止んだので予定通り行動する。標高1300m付近から滝場になり5×7m、2段8m、5m、5mと続くがどれも容易に越えられる。左岸から支流を合わせ4mの滝を左から小さく巻くと10mの滝。左にフィックスロープがある。
再びゴーロになり右岸支流の天狗棚沢を過ぎると標高1520mの二俣。本流は右俣だが左俣に入ると苔むした小滝が4つ程続き、これを越すと水が枯れる。標高1700m辺りから次第に雪が深くなり膝上まで没するようになったので沢筋を離れ右岸の小尾根に逃げ石丸峠にツメ上がる。
石丸峠から小金沢左岸の尾根を深城へ向け下山する。石丸峠から1256m鞍部までは踏跡はあるが枝道が多く所々不明瞭。白草ノ頭から1143mピークの北を巻き再び尾根に出る辺りまでは刈り払いされている。939.6m三角点を越え小金沢出合までは踏跡不明瞭。
小金沢と土室川の出合付近は深城ダム湛水により湖面になっている。出合いの橋は撤去されていて渡渉不能。土室川の800m程上流側に新しい橋があり対岸に渡れる。
〈コースタイム〉
[7日]小菅(13:10)〜林道終点(14:40-15:00)〜トリゴヤ沢出合(16:05)
[8日]トリゴヤ沢出合(7:45)〜1520m二俣(9:00-9:25)〜石丸峠(11:00-11:30)〜1256m鞍部(14:30)〜白草ノ頭(15:30-15:40)〜小金沢出合(17:30)

[葛野川上流域偵察]
・大菩薩沢
真木小金沢林道がマミエ尾根の腹をトンネルで抜け大菩薩沢右岸の上部まで延びている。
出合右岸付近の地下に建設された東電の発電所は尾根上からは確認できず。
山越えでの入渓は上日川峠から石丸峠を越え左岸尾根の1256m鞍部からの下降が妥当だがアプローチに4〜5時間はかかる
・土室川
葛野川ダムから左岸上流へ林道が建設されている。終点は不明だが左岸支流の山口沢よりさらに上流に延びている。バックウォーターは尾根上からは確認できず。
山越えでの入渓は小菅から牛ノ寝尾根を越えて上流域に入るのが良さそう。
(記:大塚)

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