奥利根・矢木沢川西メーグリ沢〜宝川板幽沢(奥布引沢)下降

2004年8月21日(土)〜8月22日(日)
L増田、望月

2004/08/21 奥利根:西メーグリ

このルートを選んだのは、別に7月のリベンジと気負い込んだわけでもなく、奥利根にこだわったわけでもなく、ただ次週と次々週山に行けないため、どこか行こうと思ったのだが、新たなルートを練るのが面倒だったというだけの動機だった。

7月のときのメンバーである関さんと山口さんはそれぞれ予定が合わなかったが、望月君が手をあげてくれて成立した。

8月21日(土) 晴れのちくもり
高崎で乗り継ぐ電車を間違えて集合時間に遅れること約20分。水上からタクシーで矢木沢橋先の道路がUターンするところまで行き、そこから矢木沢川に沿った林道を20分ほど歩いて入渓。
入渓点の堰堤は放流していなかったためか水がいっぱいたまっており、いきなり膝上の渡渉となる。そこからはしばらく平凡な川原歩き。前回に比べて水量はかなり少ない。幽倉沢出合の2mの滝は前回は左岸の巻道を行ったが、今日は水線沿いに越える。
そこからはしばらく平凡な川原歩き。ブナ沢出合上部の渕を若者は果敢に泳いで突破。気持ちよさそうだが、おじさんはそれを写真に収めて右岸を巻く。程なく東メーグリ出合。相変わらずしょぼい。東メーグリ出合上部の渕は滝の真下まで見に行ってもよかったが、面倒なのであっさりと左岸の巻道に上がる。
随所に川原のある穏やかな流れをしばらく行くとジロウジ沢出合。ここで釣師がいたので待ちがてら昼食とする。昼食後やる気のなさそうな釣師を追い越して4条4mの滝を超えると左に見覚えのある岩壁が見え始め、西メーグリの出合につく。1ヶ月半前を思い出す。今日の流れはとても穏やかだ。
西メーグリに入るといきなり両岸切り立った威圧的なゴルジュとなる。出合すぐ上の3mの滝がポイントだ。前回はここを戻って高巻いたため失敗した。今回はよく見ると滝の流れの左に残置ハーケン&シュリンゲがある。望月君が空身でへつって取り付き残置シュリンゲに足をかけて超える。約一年ぶりの泊まり山行であるが、まったく危なげない。荷揚げ後、私も同様に越える。
後は特に問題となるところはなく、二俣に到着。がれていてあまり快適なテン場ではなさそうなので、もう少し先に行くこととする。すり鉢底のような地形が続く。途中上空を見上げると、すり鉢の中ほど河床から10mほど上空に倒木が引っかかっているのを発見。どうしてあんなところに木が引っかかっているのか。残雪が溶けて取り残されたのか、増水があそこまで運んだのか、不思議だ。
なかなかいいテン場は無かったが、左岸に狭いが平らな所を見つけ、藪を少し整理して布団代わりに敷き詰め、ここを一夜の宿とする。焚き火に火がつき、望月君の作ってくれる食事に舌鼓を打つ。夏合宿ではペットボトル1/2本が1日の割当酒量で、疲れのせいもあってかその程度で十分だったが、今日はあまり疲れていないせいか酒が進む。気がつくと43度の久米仙500mlが終了していた。焚き火のそばで少しまどろんだ後、タープの下に潜り込む。

8月22日(日)
う〜、気持ち悪い。宿酔いだ。昨夜は調子に乗って飲みすぎてしまった。奥の二俣まで2〜4mの滝がいくつかあるが、どれも簡単に超えられる。奥の二俣で布引山へ上がる左俣は滝となって合わさっている。ここは水流を被りながら直登する。その上はしばらくナメが断続的に現れる。
いくつかの涸れ沢を左右に見送った後、やがて藪が出てくる。石楠花も含めた潅木の藪をしばらく漕ぐと布引山から北へ派生している枝尾根に出る。布引山が遠くに見えるが、実際にはそれほどの距離ではない。稜線上を藪漕ぎしてまずは布引山を目指し、そこから方向を南東に切り替えて板幽沢の源頭部を目指す。途中、ナルミズ沢方面へ降りそうになるのを望月君の指摘で方向修正。
奥布引沢源頭にぽっかりと広がる草原で一休み。下降をはじめてしばらくは快適ではないが、奥の二俣(1290m)下の地形図上のゴルジュマークのあたりから小滝が出始め、沢床がナメ状になってきれいになってくる。布引沢の出合を過ぎると4段の斜瀑。合計10m以上のきれいなナメ滝だ。
やがて左岸側が開ける。ガイドブックによればこのあたりから仕事道に上がれるようなのだが、それらしき踏跡は見当たらず、そのまま沢沿いを下る。その後も何度か道を探して左岸に分け入るものの、すべてが徒労であった。巨岩のゴーロでまことに望月君向きなのだが、私は疲れもあって次第にやる気が失せてきた。もういいかげんだれて来たころ、10×20mの斜瀑を最後にやっと林道に出た。林道出合で着替えを済ませ、宝川温泉に向かう。約1時間で宝川温泉着。タクシーを呼んで水上へ向かう。電車の乗り継ぎが悪く、家に帰り着いたのは深夜0時近くになった。
今回のコースは特に困難なところは無かったが、距離的には長く、結構疲れた。矢木沢川は全般に穏やかな流れであり、板幽沢はナメとナメ滝がきれいなので、初心者の人でも楽しめると思う。また、板幽沢をめぐる両岸はなだらかな斜面を形成しており、山スキーコースとして人気があることも頷ける。今度は3月か4月にスキーで来てみよう。(記:増田)

<コースタイム>
8月21日:入渓(11:10)〜西メーグリ出合(14:20)〜テン場(16:00)
8月22日:テン場(7:30)〜奥の二俣(8:20) 〜稜線(10:30)〜板幽沢源頭部の草原(11:10〜11:30)〜布引沢出合(14:05)〜宝川林道(16:30〜17:00)〜宝川温泉(18:00)

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