雪上技術訓練:八ヶ岳・ジョウゴ沢

2004年12月18日(土)-19(日)
担当増田、長南、大塚、関、望月、山口

2004/12/18 雪上訓練2005:八ヶ岳

訓練場所は当初富士山でやろうとしたが、今年は去年以上の寡雪で結局去年と同じ八ヶ岳のジョウゴ沢となった。八ヶ岳も未だかつて見たことがないほど雪が乏しく、雪上技術訓練というよりは氷上技術訓練となった。

メンバーは初参加の山口さん、久しぶり参加の大塚さん、望月さんを加えて6人となった。

行程
12月13日(土):特急「あずさ」新宿(7:00)〜茅野(9:12)、バスで美濃戸口へ。美濃戸口発(10:30)〜赤岳鉱泉(14:00)、テント設営後ジョウゴ沢で16:30まで訓練。
12月14日(日):ジョウゴ沢にて訓練(9:00〜11:30)。テントを撤収し赤岳鉱泉を出発(13:00頃)〜美濃戸口(16:00)[途中美濃戸山荘で大休止]

訓練内容
・ アイゼンなしの歩行技術訓練(美濃戸口〜赤岳鉱泉の歩行)
・ アイゼンを履いての歩行訓練(フラットフッティング、フロントポイント)
・ 氷壁の登攀(フロントポイント)
・ 氷斜面の登攀と懸垂下降

反省
・ 今年は初参加の人もいたので、滑落停止や確保(スタンディングアックスビレイ)を含めて一通りのことをやりたかったが、氷しかない八ヶ岳ジョウゴ沢であったためそういったメニューをこなすことができなかった。今年のように雪が少ない場合にはどこへ行っても長短あり、時期をずらすことができない限りは致し方ないことかもしれない。確保技術は雪山レスキューでやりましょう。
・ 氷瀑の上り下りはアイゼンワークのいい訓練になったと思う。最近の技術書では「滑落停止技術」よりも「滑落しない技術」や「転倒した瞬間に止める技術」の方が重要としているものが多く、その根底にあるのが安定した歩行技術と考えられることから、基礎を固めるという意味で基本的なアイゼン歩行訓練に時間を割くということは意味があることだと思う。
・ 昨年、一昨年は1日目に時間がとれず、2日間での訓練時間が実質3時間ともったいなかったが、今年は両日とも訓練時間が取れ、その意味では比較的充実していた。一日目に歩行訓練を行い、二日目に実地訓練として赤岳に行こうかという案も出たが、早起きの苦手な人達では二日目の行程にちょっと無理があるかもしれない。(記:増田)

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