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2005/06/05 足尾:湯ノ沢ナメ沢~龍ノ沢 |
(晴れ)
奈良先のゲートに車を止め泙川右岸の林道を歩く。平滝を過ぎると林道は右岸高くに上がりニグラ沢を大きく迂回する(地形図の表記よりもかなり迂回している)。林道終点から先に続く踏跡をしばらく辿るが本流に降りる気配はなく、このままだと三俣沢右岸に入ってしまうので小さな窪を下降し本流に降りる。
降りた所が丁度湯之沢出合の50m程手前だったが、時間的には平滝から泙川の本流通しに歩いた方が早かったかもしれない。
湯之沢の下流部は大した滝は無いが川幅が広くナメや釜もありまずまずの雰囲気だ。左岸から下降予定の龍ノ沢が30mの滝で出合い、本流の2段8mの滝を左岸から巻いてしばらく行くとナメ沢が3m程の小滝で出合う。
ナメ沢に入ると水量は少ないもののこぢんまりとしたナメが続いていて悪くはない渓相だ。しばらく行くと20m程の美しいナメ滝が懸かり一同感嘆の声を上げる。豪快さは無いがさらさらと水が流れる優美な滝だ。下部は水流沿い、上部は水流左の溝状を登る。
この滝の上部は全く平凡になり淡々とした遡行になる。標高1340mの左岸支流に入り、1536.5mピークの南鞍部を乗越し龍ノ沢に降りる。龍ノ沢もただ水が流れるだけの何もない沢で、あっという間に出合の30m滝まで下って来てしまった。出合の30m滝は左岸から巻き下ったがあまり良くなく最後は左岸のルンゼに懸垂下降で降りた。
帰りは林道終点には上がらず、本流の川原を平滝まで歩きそこから林道に上がった。(記:大塚)
<コースタイム>
林道ゲート(7:15)〜林道終点(9:00)〜本流(9:15〜9:35)〜ナメ沢出合(10:20)〜標高1340m左岸支流(11:20〜11:35)〜龍ノ沢標高1380m地点(12:00)〜標高1290m左岸支流(12:10〜12:45)〜龍ノ沢出合(14:00)〜平滝(15:00)〜林道ゲート(16:15)