二口・二口沢小松倉沢〜南沢下降

2005年9月3日(土)
L佐藤、関、五十嵐

2005/09/03 二口:小松倉沢

天気が下り坂なので、前夜蔵王PAにテントを張る。朝起きると朝焼け。天気予報では昼から雨。ということで、今年も八方沢から二口に変更、昨年のビバーク事件の真相をつきとめることになった。

二口は相変わらずきれいなところだ。ゲートで身支度し8時に出発。入渓からのナメを楽しみ南沢出合まで約30分。今回は必ずここに戻るぞ!と誓い、先へ急ぐ。昨年はお助けひもを出した5m滝はスムーズにクリア。1年前の記憶はほとんどなく、白紙の状態で遡行図をつけているうちに本流との二俣に着いた。
小松倉沢は出合のから5mほどのナメ滝が連続していてなかなかいい感じ。本流の銚子の滝のあたりに同じように直瀑20mがあり右岸を巻く。その上は特にフリクションもきき問題なし。5mの連瀑を越えるとナメ&小滝になり、ゴーロになる。最後に笹をこいで稜線に11:45着。神室岳頂上12:15着。今日は磐司岩がばっちり見える。

頂上には2本のふみ跡があるが、右側の方がしっかりしており、前回同様右のふみ跡へ進む。笹の傾斜が増すとふみ跡があやしくなり、尾根を確認すると目標とする尾根はかなり左!パワーあふれる関さんを先頭にわっさわっさとかなり回り込む。前回はここで位置がずれていたことがわかった。目標とする尾根まで回り込むと多少は人が歩いているようで、足がぬけ楽に進む。下りなら楽しめる藪こぎだ。コルまで50分。トラバースしながら下降を開始する。南沢の上部はルンゼ上になりほぼ稜線直下まで沢床はスラブになっている。傾斜がゆるくなったあたりで沢床に降り立つ。ところどころ4mほどの滝をかけ明るいナメが続く。南沢の右俣は左俣より水量が多く、ナメ滝を懸けて出合っており、見える限りスラブが続いていた。ちょっと登ってみたい感じだ。沢巾10m位の気持ちのよいナメを過ぎると本流に合流した。南沢下降は約1時間半。二口本流を下降せずに対岸の小屋から林道へ登り返し、車に戻った。

車に戻ったところでぽつぽつ雨が降り出す。前線通過でかなり降りそうなので佐藤さんの発案で今夜はバンガローに泊まることになった。(17時すぎていたが管理事務所が開いていた)前線の通過でかなり雨に降られたが、バンガローはきれいだし、泊まっている若者のBGMは付くし、とても快適な一夜だった。(近ければ別荘にしたい位)今後も利用価値大です!

翌日も雨だったので、穴戸沢は中止し、八方沢の入り口までドライブして蔵王温泉に入り帰京する。福島栃木の県境から雨が強くなり、浦和を過ぎるとやんだが、ピークはこの後で、関東で記録的な大雨になり床上床下浸水の被害が出た。家に帰ったときに、冷たい視線で迎えられたのは、しょうがないっか。(記:五十嵐)

<コースタイム>
車8:00〜南沢出合8:35〜小松倉沢出合9:45〜稜線11:55〜神室岳12:45-30〜コル13:20-30〜南沢出合14:50〜林道15:15〜車15:40

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