奥利根・米子沢〜上ゴトウジ沢下降〜ブサノ裏沢

2005年9月3日(土)〜4日(日)
L西、増田、松之舎

積年の想い叶ってついにブサノ裏沢に行って来た。これまで何度計画しても台風などでお流れになり、最近では計画すること自体諦めていたが、西さんの計画に乗せてもらった。当初計画では米子沢を詰めた後、上トトンボ沢下降だったが、大方の予想通り(?)上ゴトウジ沢下降に変更になった。目的のブサノ裏沢は期待どおりの沢で満足。

前夜21:30に志木の日レンに集合。免許取りたての西さんの助手席に座らされ、滅多に味わえない緊迫感溢れるドライブを体験させていただいた。ここで眠っては次に目覚めたときはあの世かもしれないと思いながらもちょっとだけ寝てしまった。

9月3日(土) 曇り夕方雨
6:20に出発。まずは登山道を900m位まで登り、そこから南東にトラバースして米子沢に降り立つ。降り立ったところはゴーロ帯で、しばらくは退屈な渓相が続く。やがて沢が東に向きを変えるあたりからゴルジュ帯となり、いくつかの斜瀑を快適に越えていく。1564mへ突き上げる沢を左に分けると15mの斜瀑を筆頭に連瀑帯となる。ここは右岸につけられた明瞭な巻道を行くが、かなり高くまで追い上げられ、連瀑帯の全てを巻いてしまう。米子沢そのものを楽しむなら、ここは巻き道を使わないほうが面白いだろう。
そこからは滝やナメが適度に現れ飽きさせない。さすがに評判どおりの沢だ。
1730mの二俣では右俣に「この沢入るべからず。」の表示あり。どうやら源頭部の湿原保護のためらしい。どうするか相談した結果、皆さんお疲れのこともあり、少し戻って左岸の枝沢をつめ、巻機山から南へ延びる稜線を上ゴトウジ沢へ乗越す。地形図では稜線上に道があるようになっているが、実際には何もない。ただの笹薮だ。
上ゴトウジ沢上流部の5〜6mの滝は、我々は一箇所懸垂下降したが、ルートをよく選べばいずれも巻下ることができる。3段の斜瀑を下るとしばらくゴーロが続き、1646mからの枝沢を合わせると、再びゴルジュ帯となるが困難な所はない。ブサノ裏沢出合の手前で15m?の滝が出現。右岸から巻き、台地状の平場をトラバースして出合の直上に懸垂で降り立つ。
出合は西さんの言うとおりあまり快適なテン場ではなく、少し下ったところに狭いながらも川原を見つけ、整地して今宵の宿とする。タープを張るのに手ごろな木がなく、やっと張り終えたころ雷とともに雨が降ってきた。せっかく点火した焚き火を捨ててタープの下での宴会となる。途中激しく降って増水を心配したが、さしたることもなく次第に小降りになった。

9月4日(日) 曇り夕方雨
夜中に目を覚ますと満天の星空だったのだが、朝起きると薄曇りになっていた。上ゴトウジ沢出合を過ぎ、しばらく行くとゴルジュの中に4m、4m、6mの3本の滝。1本ずつ降りてはみるもののその上が登れず、結局は3本まとめて巻くような形になる。
5m、3m、2mの3本の滝を過ぎると長いゴーロ帯となり、行く先遥か前方に一筋の流れを落とす大滝が見える。20mの滝は左岸から草つきの露岩帯を巻くが、最後のほうが微妙なので注意を要する。そこからは大滝まで滝の連続となる。1401mの二俣を過ぎ2条5m、8mの滝を越えると、その上の6mの滝は左のルンゼから巻くが、腕力登攀のしんどい高巻きとなった。最後は懸垂で沢に戻る。
大滝は2段構成になっている。下段20m、上段30m、その間が10mほどで合計60mといったところか。上段下段ともに快適に登ることができる。
大滝上は10mの滝を左から巻くと後は特に問題となる所はない。いくつかの滝を快適に超え、1750mあたりから牛ヶ岳の西を目指し、藪漕ぎもなく草原となって登山道にひょっこり飛び出る。巻機山周辺の景色を楽しみながら昼食休憩とする。牛ヶ岳から東に下津川山方面に伸びるたおやかな稜線は、残念ながら今日はあまり遠くまで見通すことはできなかったが、いつか雪のある時期に歩いてみたい。
薄曇りで時々日が差すというまずまずの天気であったが、下山途中から雨が降り出した。予想に反して一人のハイカーと会うこともなく登山口に到着すると車は我々の一台だけであった。(記:増田)

<コースタイム>
9/3 登山口(6:20)〜入渓(7:20) 〜上ゴトウジ沢源頭(12:40)〜ブサノ裏沢出合〔幕場〕(16:00)
9/4 幕場(7:25)〜大滝上(10:45)〜稜線(12:35〜13:00)〜登山口(16:30)

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