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2005/11/19 丹沢:円山木沢 |
朝起きてみると、前夜の盛大な焚き火はかなり小さくなっていた。昨夜到着したグループはやはりオートキャンパーのようで、対岸に大きなテントが二張りとタープが一張り見えた。
昨日と同じように林道を伝道まで歩き、堰堤の上から入渓。円山木沢は出合から大滝まで左岸に踏み跡がある。20m大滝は右を巻く。上はゴルジュ状となり、CS5m、12m滝を合わせて右岸を巻いた。その後、快適に登れる滝が続く。標高1000m付近で沢が開け、右・左から涸沢を合わせるとその上が二俣だ。水量比1:1かと思いきや以外にも右俣は乏しい。5m4条の滝を掛けてた左俣に入る。少し行くと左から水量比1:1の枝沢。地形図で見る限り左は涸沢かと思っていたので、ここが二俣かもしれないという迷いが生じる。右にルートを取ると程なく水は涸れ、涸れた沢を黙々と登り、途中から左の枝尾根に上がって稜線に到着。
鞍部まで歩いて隣の本間沢を下り始める。しばらく下ってトイ状の小滝の連続を過ぎると、この沢の核心部である連瀑ゴルジュ帯となる。連瀑帯の下部は上段15m、下段10mかと思っていたが、下から見ると中段にも一つ滝があるようにも見える。滝の高さ、段数とも人により記録によってまちまちでよくわからない。下段の10mは懸垂下降した。
その後は小滝の連瀑帯を通過すると左岸の踏跡を辿り、やがて本間ノ頭からの道が右から現れ、堰堤を三つほど過ぎると丹沢観光センターのある本間橋に到着した。
帰りは宮ヶ瀬ダムの畔にある風呂に入った。やる気のなさが漲る所だったが、空いていたのが良かった。
早戸川水系は初めてだったのだが、円山木沢は快適な滝登りを楽しむことができるおすすめの沢だ。今年は仕事の事情で大きな山行を何度も潰したが、最後に盛大な焚き火ができた。終わりよければすべてよしとして、来年に期待しよう。(記:増田)
<コースタイム>
円山木沢出合(9:30)〜稜線(12:40)〜本間沢下降点(13:00)〜本間橋(15:50)