2006年3月18日(土)〜3月19日(日)
L増田、長南、戸ケ崎、関
![]() |
2006/03/18 南会津:山毛欅山 |
3月18日(土)晴れのち曇り
会津高原の駅からタクシーで小立岩の林道まで行ってもらう。林道は除雪されておらず入ってすぐのところで準備をしスキーを履いて行く。
山毛欅沢左岸の尾根から取り付くが細い尾根で所々で雪が割れていて、ザラザラの滑りそうな雪質の所もあり、私は時々ツボ足になる。尾根の半分から上はなだらかになり気持ちの良いブナ林で、テン場にしたい所もあった。窓明山、三岩岳が見える。快適そうな白い斜面を見ながら、「どうしてオレはあそこにいないんだっ!」「ここにいるからだよ」と禅問答(?)している「と」さん「ち」さん…。天気は下り坂でこの頃から空がどんよりと曇ってくる。ガスってしまう前に稜線に上がり憧れの丸山岳を拝みたい。3時過ぎに稜線に出た。いつかは行きたい丸山岳をしばし眺め、雪庇に気をつけつつ稜線を小沢岳方面に向かう。小沢岳北側のなだらかな所をテン場とした。
3月19日(日)雪
再び稜線に出て山毛欅沢山を目指す。稜線は風が強く寒い。歩いていると、時々急に雪質が変わる所があり、足をとられて転けること数回。山毛欅沢山から下った所、南東にのびている尾根から下る。下りはじめると、なんと下からワカンで登ってくるパーティがいた。聞くと城郭朝日までまわる計画らしい。すれ違った先きでシールをはずす。出だしはちょっとガリガリで嫌な尾根だったがすぐになだらかになり、幅もあったので快適に滑る。その尾根をまっすぐには下りず、途中から山毛欅沢の左岸の尾根にのる。最後はちょっと急で、樹間も詰まり滑りにくくなる。長南さんは板を脱がずにそのまま最後までいってしまったが、他は最後の斜面はツボ足。この後安越又川の渡渉を(私一人泣きそうになりながら)して、昨日の林道に戻った。
小立岩のバス停で寒い中、待ち時間が長かったが、バス停の所に車庫を持っているおじさんが車で出かけて戻ってきたらみんなに缶コーヒーをくれた。会津の人の心の暖かさを感じる山行でもあった。(記:関)
<コースタイム>
3/18 林道入ってすぐのところ(11:00)〜安越又川にかかる橋(11:25〜11:35)〜なだらかになってきたところ(1235m付近)(14:00〜14:30)〜稜線(15:05)〜幕場(15:40)
3/19 幕場(8:45)〜前日あがってきたところ(1436m付近)(9:15)〜山毛欅沢山東側の尾根くだりはじめ(10:40)〜安越又川(13:30)
<1/25,000地形図>
内川