レスキュー訓練:奥秩父・小常木谷火打石谷出合付近

2006年4月15日(土)〜16日(日)
担当/長南・関、佐藤・五十嵐(15日のみ)・増田・戸ケ崎・森下(15日のみ)・大塚・松之舎・古市・五味淵・小南

2006/04/15 レスキュー2006:火打石谷

昨年のレスキュー訓練で、実践的なプルアップのシステムが構築できたので、今年はそれをより確実なものにしていくことを第一目標とした。

また、新人には基本事項を確実に身につけるもらうことを目標とした。

◆目標
1.基本事項の徹底確認
「全員が基本事項を確実に身につける」
・レスキューでのロープワーク、懸垂下降時の技術
2.会での自力救助を可能にする
「東京近郊の沢でのレスキューは会だけでできるようになる」
・負傷者の搬出、斜面でのプルアップ&プルダウン
3.会として「確保者の自己脱出」の方法を確立する

◆メニュー
1.レスキューでのロープワーク
1-1.必須ロープワークの確認
(8の字結び(末端・中間)・プルージック・インクノット・ダブルフィッシャーマン・テープ結び・シートベンド)
1-2.レスキュー用のロープ結束
(半マスト・クレムハイスト(ヘッドオン)・バッチマン・オートブロック・マリナーノット・ミュールノット・ガウダーヒッチ・ビエンテ)
1-3.レスキューでの支点の取り方
(分散法・ハーケンの打ち方
1-4.1/2、1/3システム
1-5.アブミ登攀        
1-6.チロリアンブリッジの代用
                
2.懸垂下降時の技術
2-1.エイト環以外の懸垂下降
(利き手でない手で・ATC・半マスト・カラビナ2枚)
2-2.懸垂下降時の仮固定
(8環・ATC・半マスト・オートブロック)
2-3.ロープ結束部の通過
2-4.1本の懸垂下降(1本がダメージを受けているとか1本がお助けだったりとか)

3.確保者の自己脱出
3-1.セカンド確保からの脱出
3-2.リード確保からの脱出        

3′.確保者の自己脱出からリードあるいはセカンドレスキュー
3′-1.リードレスキュー
(ロアーダウンの場合(ロープが半分以下/以上)・固定してそこまで登り、一緒におりる場合)
3′-2.セカンドレスキュー
(ロア−ダウンの場合・ライジングの場合)

4.負傷者の搬出        
4-1.搬送法(ザックとレインウエア)
4-2.斜面でのプルアップ&プルダウン
4-3.滝場でのプルアップ&プルダウン

○        事前に、メニューとして上記のものをあげたが、実際、これらをすべて網羅するのは不可能。もっと絞り込んでやってもよかった。
○        新人さんにはロープ結束や、懸垂下降も高さのある所での練習もできたので基本事項をしっかりやってもらえたと思う。
○        「3.確保者の自己脱出」は昨年もやっているので、きちんと出来るかどうか確認できた。
○        「3’自己脱出から〜」についてはまだまだ勉強していかなければならない項目。岩場での技術が沢ではどれくらい使えるのか、もっと考えなければならない。
○        「4.負傷者の搬出」については、1/3システムを作ることは昨年以上に手際よく出来たと思うが、上で引き上げる側と引き上げてもらう側との息があわせるのが難しく、声掛やタイミングの取方などについてはもう少し考えたい。
○        1/3システムを作る時、タイブロックの使い方に間違いがあった。間違った使い方をするとレスキューデスにつながりかねないので、道具は確実に使えるようにしなければならない。
○        介助懸垂をやるまえに、都岳連であった事故の状況を説明し、支点がいかに重要か説明。介助懸垂は足は使える事故者の介助、事故者を背負っての懸垂、事故者を背負って上にコントローラーがいる場合と3種類を確認した。

●        レスキュー訓練として、まだまだやらなければならない事はたくさんあるが、今年は昨年確立できた「引き上げシステム」をより確実なものにできたのでよかったと思う。毎年少しずつでもいいから、確実に出来るレスキュー技術を増やして、実際に滝場などで通して訓練したいと思う。(記:関)

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