渡渉訓練:谷川・魚野川本流

2006年年6月17日(土)
長南、増田、大塚、五十嵐、小南、五味渕、佐藤(担当)

2006/06/17 渡渉訓練2006Ⅰ:魚野川本流

今回の渡渉訓練は、朝日・飯豊あるいは黒部あたりを想定した水量豊富な川での、特にザイルを横に張ったのでは渡渉が無理な場合を想定したものである。丹波川や滝川など、毎年やっていた東京近郊の川では物足りないというか、基本的な訓練だけでは水量豊富な川で対応できなかった。とは言っても、御岳あたりの多摩川や荒川の中流では水の臭いのが気になる人もおり、私にとっても久々である。

当日は梅雨の時期にもかかわらず天気もまずまずで、渡渉訓練日和となった。佐藤を含め前夜発のメンバーで、まず人家より上流の松川橋から土樽橋までを下見するが、川幅が広すぎ、膝位しかない。当日組と合流し、東橋の下辺りを見に行く。ここでは急流すぎることや人の目が気になる人もいることから、東橋の少し上流からフィッシングパーク間でやることにし、東橋のすぐ上流から降りる。すると、フライフィッシャーマンがいて少々邪魔。やむなく、少し上流の渕尻まで行き、開始する。

渡渉訓練が初めてのメンバーもいるため、始めは軽く渕尻の膝から股程度の渡渉で足慣らしをする。多少は雪代が入っているようで、少し冷たく流れも強いが、天気も良いのであまり気にならない。続いて下流に戻り、股下位の瀬を渡る。足慣らしが終わり、本日のメインである腰以上の急流でザイルを使った渡渉をする。水流が勢いで胸から首までくるが、縦に張ったザイルに頼ることで可能となる。一通り練習した後、すぐ上流のゴルジュ&渕で今回のメニューにない突破系で遊ぶ。ザイルを使わなかったので最後で渕に戻される。

車に戻って横の石畳で昼食後、再開。目の前の急流は釣り師が来て退きそうもないので、フィッシングパークの下の急流に移り、再度、縦に張ったザイルの使い方やトップの救助を練習する。最後は、水勢は弱かったが、瀬での浮石づたいの渡渉をし、今回の訓練を終えた。
なお、泊まり組は雪渓の冷気で寒い蓬沢で焚き火をし、テントを張って泊まったが、翌日は雨で渡渉訓練も山菜採りも中止し、巻機や水無川方面の下見をして帰京する。 (記:佐藤)

※ 今回の訓練メニュー
・水量豊富な流れの渡渉
1股位まで(ザイルなし、あり)
2腰以上の急流(ザイルを縦に使用)
3上記場所でのトップの救助
4浮石づたい

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