谷川・檜又谷大スラブ

2006年10月20日
L大塚、手島

2006/10/19 谷川:檜又谷大スラブ

 檜又谷の大スラブは数年前に檜又谷の本谷を遡行した時に、対岸から傾斜の緩い広々としたスラブが続いているのを眺めて、「あれはきっとのんびりお散歩気分で歩けるスラブに違いない」、「紅葉の時期に単独で」と密かにあたためていた計画だった。

 キノコ採り親睦山行の前日の金曜日が休みだったので、単独の暇つぶしにはちょうど良いと計画したところに新人の手島さんが手を上げた。どう考えても篤志家向きなので手嶋さんには申し訳ない気もしたが、「まぁ、足慣らしにでも」という事でお付き合い頂いた。
 
 檜又谷に入るのは、本谷、二ノ沢に続いて三回目。本流の開けた河原を小一時間程歩くと大スラブの出合に着く。水流チョロチョロのヤブの被った出合の奥には20m程の滝がかかる。手島さんにビレーワークを一通り教えてから取り付き、練習のため一応ハーケンを打ちながら登る。特に難しくはないが滝上は傾斜の緩いナメ滝になっていているので意外とロープは延びて40mいっぱい。
 この滝を登るスラブになり、始めはヤブっぽいがしばらく進むと周囲が開けてきて気持ちよい空間が広がる。所々ブッシュが生えているが幅の広いスッキリとしたスラブだ。傾斜は全く寝ておりロープは不要。天気も良く紅葉もまずまずなのでピクニック気分。のんびり昼飯を食べたりしながら目論見通りお散歩スラブを楽しむ。
 途中5m程の断層を越え、三本に分かれるスラブの真ん中を行くとやや傾斜が強まり、最後はヤブになる。ヤブ漕ぎ30分で武能岳西尾根に上がり、あとは西尾根から国境稜線、蓬峠経由で下山した。

 檜又谷は左岸の支流が興味深い。対岸から眺める、滝沢、大滝沢はかなりしょっぱそうだが誰か行ってみません?(記:大塚)

<コースタイム>
蓬沢堰堤(7:35)〜大スラブ出合(8:50〜9:30)〜武能岳西尾根(12:30〜12:45)〜蓬峠(13:40)〜蓬沢堰堤(15:15)

Pocket
[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください