谷川・大源太川足拍子本谷

2006年11月4日(日)
L大塚、五十嵐

2006/11/04 越後:足拍子川本谷

 例年ならば11月は妙義あたりの山域なのだが、山にまだ雪がないことと天気もよさそうなので、谷川の標高の低い足拍子に行くことになった。最近、登攀意欲の高い大塚リーダーはダイレクトスラブの偵察をかねているらしい。

私は、どうも今年は沢に行っていない気がしていて1本でも多く行きたいので、先々週北カドナミ沢で腕がしんでしまったにもかかわらず、ついていくことにした。
 足拍子川沿いの林道は舗装されているが、半分ほどで車止めとなり、残りは歩く。経木ノ沢と下降して入渓。天気はよいが沢には日があたらず、なるべく濡れないよう歩く。さほど高くない滝を越えて、前手沢を過ぎるとゴルジュになった。釜が深く、右から巻くが4mの滝を巻くのに樹林帯までかなり登らされた。いったん降りるがまた釜になり1mほどの滝がかかる。泳ぐ気はもちろんなく微妙なバランスで右壁を登り高巻く。先ほどと同じくかなり登らされる。(疲れる!) 小滝を連続して越えると右岸に雪渓のブロックが見えた。
 ブロックの奥は幅2mのゴルジュで奥に10mほどの2段の滝がかかっている。明らかに登れないのでブロックの脇から右岸を高巻く。ルンゼから潅木に入るところがつるつるすべり傾斜の強い樹林帯をトラバースして行くとぽっかり平らなところに出る。風穴スラブとダイレクトスラブがよく見える。私にはあんなところ登れるのかと思うほどたっている。5月だと本谷は雪渓で埋まっていて、取り付きまで雪渓歩きで行けるらしいとのこと。ルンゼを横切ったところで沢を見ると、登れなさそうな滝が見えたのでさらにトラバースを続けると、本谷に雪渓が見える。(やっぱり、残ってる!)右岸は傾斜がゆるくなり懸垂なしに沢に降りることができた。
 雪渓は大きく残り、ところどころ亀裂が入っている。のぞきこんだところ出口は沢床についているようだ。左から乗り、出口手前で左端の落ち込みに降り左の泥壁と雪渓の間を上手く抜けることができた。その先はブロックが散乱している。ブロックの下を流れる水の音がなんともイヤな感じだ。不安定なブロックの上を右に左に注意深く渡ってなんとかクリア。
 安全地帯で休憩。滝を登ってないね、と会話する。天気がよく紅葉もすばらしい。CS5m、2段6m、チムニー滝6m、スラブを越え、少し藪をこいで稜線に出た。
 荒沢山までは足は抜けるものの結構な藪、道をはずしてトラバースしたら腕がつらくしんどかった。道は正確に見極めた方がよい!です。途中一箇所切れ落ちたコルがあり、通過した後、カドナミ沢をつめあがったとき通らなくてよかったと思った地点であることに気づいた。 私の非力な腕がばてたため荒沢山まで1時間かかったが、まだ時間が早いのでゆっくり紅葉を楽しむことができた。下山のカドナミ尾根は、先々週、暗い中はずした地点を、明るい中はずしてしまい注意不足を実感。下の小屋で炭を取り出していたおじさんと会い、ここで炭焼き教室、きのこ教室を開いていること、向こう2年位でカドナミ尾根の道を整備する予定であること、などを聞く。おじさんとしてはすばらしい荒沢山のながめや紅葉を広く紹介したいようだ。個人的にはこの静かな山が白毛門のようになるのは残念だなと思う。
土樽駅でタクシーを呼び、車を回収に向かった。(記:五十嵐)

<コースタイム>
車7:25〜林道終点・入渓〜7:50〜風穴沢8:55〜休9:00-20〜セナコウチノ沢10:40〜休10:45-11:05〜稜線12:10-20〜荒沢山13:20-50〜小屋15:10〜土樽駅15:25

<1/25,000地形図>
茂倉岳

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