朝日前衛・藤沢川シラソマダ沢〜女川白沢ナガ沢下降〜女川白沢シラブ沢左俣〜藤沢川無名沢(右岸支流)下降

2007年6月30日〜7月1日
L大塚、関、古川原

2007/06/30 朝日:藤沢川シラソマダ沢~女川白沢ナガ沢下降~女川白沢シラブ沢左俣~藤沢川右岸支流下降

6/30(曇り時々雨)
 藤沢川の林道は延長工事中で工事関係者から入山禁止との注意を受ける。はい分かりましたと帰る訳にもいかないので、工事現場を迂回して入渓する。

藤沢川の下流部は前日の雨のせいでやや濁っていて増水気味。8mの曲がり滝も水量豊富で一昨年より立派に見える。下降予定の標高440m右岸支流を過ぎるとやや渓相が狭まり魚止付近の滝場になるが、その通過に困難さはない。昨年のパーティーが入ったズキン東沢を過ぎてしばらく行くと、地形図の滝記号の8m滝となる。右岸ルンゼから巻き上がると8m滝の上に10m程の滝が3つ続いており4段の連瀑になっている。まとめて高巻くが、巻き始めると追い上げられて朝日らしい高巻きとなる。ここがシラソマダ沢の核心。標高720m二俣は右に入り、頭布山南西の尾根にツメ上がった。
 ナガ沢を下降する。上流部はそれなり滝があるがクライムダウンか小さな高巻きで下降が可能。しかし中流部の地形図の滝記号の滝は事前に想像していた通り大滝だった。落口から下を覗くとどうやら二段になっているようで下段はかなり大きい。右岸は切り立った岸壁、左岸も傾斜がきつく大高巻きになりそうだ。少し戻って左岸から巻き下り、頃合を見計らって懸垂下降で沢に降りる。降りた場所は大滝下のゴルジュの中で、上流にはCS6m滝と5×8mナメ滝があった。この二つの滝を登り大滝を見に行くと、落口から見下ろした上段は15m程の斜瀑だが、下段は大きな直瀑で合わせて2段50mといったところ。見事な大滝だ。大滝下のゴルジュから下流は平流となり、程なく白沢本流との出合となる。出合下左岸の河原に幕営。

7/1(曇り時々雨)
 ナガ沢出合付近の白沢本流はブナ林の美しい穏やかな河原だ。しばらく行くとやや両岸が狭まって沢床も岩盤が張り出してくる。おそらく昨年雪渓に埋まっていた辺りだろうが、なかなか良い渓相だ。シシカリ沢出合までは特に困難な場所はなく順調に進む。しかしシラブ沢に入ってからは地形図から想像するよりも遥かに滝が多かった。5m前後の小さな滝ばかりなのだが、登れないものが多く高巻きの連続となる。高巻き始めると追い上げられてやっかいな高巻きが多い。シシカリ沢出合からシラブ沢の右俣を分け、左俣に入り始めの左岸の支流まで、地形図上の水平距離わずか1000m弱の通過に高巻き5回で4時間を費やしてしまう。これは正直予想外。メンバーにも疲れが見え、ツメのヤブでも時間がかかり965mピークで16時を回ってしまう。
 この時間からの沢下降では日没後の下山はほぼ確定。明るいうちに藤沢川の本流に降りられれば暗くなっても下山可能だが、下手すればビバークの可能性もあるので、念のため携帯電話で佐藤さんに連絡を入れておく(運良く稜線から携帯が繋がった)。
 幸い下降した藤沢川右岸の無名沢は下降しやすい沢で、滝は適当に出てくるものの時間を食う滝はなく、明るいうちに藤沢川の本流に降りる事が出来た。
 日没と競争しながら藤沢川の本流を下降し、曲がり滝で日没となるが、ここから先は困難な場所は無く渓相も分かっているので慎重に行動を続け、この日のうちに下山する事が出来た。

 このルートは小さいながらも朝日の沢らしく、夏合宿前の良い事前山行になったと思う。パーティー編成の都合上、計画者である長南さんがメンバーから外れたのは残念だったが、個人的には行きたかったルートに行けて満足。リーダーを譲ってくれた長南さんに感謝。長南さんらしい線引きで面白いルートでした。(記:大塚)

<コースタイム>
6/30 林道ゲート(7:10)〜入渓(7:50)〜カンニャゴエ西沢出合(休9:15〜9:35)〜標高440m右岸無名沢出合(10:00)〜シラソマダ沢4段連瀑上(休12:50〜13:20)〜頭布山南西稜線(14:35)〜ナガ沢大滝上(16:20)〜大滝下(17:20)〜ナガ沢出合幕場(18:30)
7/1 ナガ沢出合(7:00)〜シシカリ沢出合(9:10)〜シラブ沢右俣出合(10:30)〜シラブ沢左俣標高600m付近(13:00〜13:20)〜965mピーク(16:05〜16:30)〜標高440m右岸無名沢出合(18:55)〜8m曲がり滝(19:40)〜工事中林道(21:30)〜林道ゲート(22:00)

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