“村の新酒の葡萄酒”

 長々と勢力を保って列島を残暑で包み込んでいた高気圧もようやく勢力を弱め、秋めいてきた今日この頃、朝の通勤サイクリングも少し肌寒くなり、金木犀の香りが晩秋へと導きつつ。

 ちなみに、花言葉は「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」決してトイレの・・・ではないので。
 秋は運動・読書・食欲・キノコ・秋刀魚・・・と何かにつけ理由をつけて楽しむ機会が増えるのも事実であるが、やはり私は11月第3木曜日に解禁のボジョレー・ヌーヴォーが待ち遠しい。

 バブル経済の80年代後半から続くこのお祭り騒ぎは、いいも悪いも新し物好きな日本人にとっては格好の酒飲み理由になり、老いも若きも狂喜乱舞である。
多分、解禁日のテレビのニュースでは、ワイン風呂に入りつつワイングラス傾けているお馬鹿なカップルの映像が流れるであろう(毎年の風物?) あぁ~ さすがの私も真似できない、お馬鹿過ぎョ。
 
 ボジョレー・ヌーヴォーと聞き、大半の人々は「あっ今年収穫した新酒よね! 葡萄の出来を見るのよねぇ!寝かして置くと美味しくなるのよねぇ!」 など、まぁ間違いではないが正しくもない。
 ボジョレー・ヌーヴォー は、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯、ボジョレーで生産される赤ワインでその年の11月に出荷される新酒のことです。
 その年に採れたブドウから作り込むために、MC(マセラシオン・カルボニック)法と呼ばれる急速にブドウを発酵させる技術が用いられる。醸造期間は数ヶ月と早く、その独特の製造方法のためにごくわずかながら炭酸ガスを含有します。飲み口がいいのもこのためです。そもそも当地の農民が収穫を祝ったのが始まりとされています。
 また、ボジョレー・ヴィラージュ と呼ばれる、より限定された地域のものにも新酒があり、こちらには「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」というラベルが貼られています。  

 一般的にワイン(赤ワイン)の作り方は、「収穫→選果→破砕→一次発酵→プレス→二次発酵→オリ引き→樽貯蔵→濾過→瓶詰め」。となるのに対してボジョレー・ヌーヴォー は、破砕せず、縦型の大きなステンレスタンクに上からどんどん入れ込み、タンクの底の葡萄は重さで潰れ果汁が流れ出て自然に発酵が始まり、発酵が始まると炭酸ガスが生成されるので次第にタンク全体が炭酸ガスで充満し、潰れていない葡萄の細胞内部で酵素の働きによって分解され葡萄の皮からも成分が浸出します。細胞内の酵素による発酵を利用したものがMC(マセラシオン・カルボニック)法なのです。
 ちなみに、ボジョレーでは自然に発生する炭酸ガスを利用しますが、人工的に炭酸ガス雰囲気をつくっても同じようなワインが生成されるそうです。
 寝かしてなんぼのワインではないので、お気楽な気持ちでテーブルワインとして一気に飲み干しましょう。(なんだかエッセイがレポートになりつつある。)

 私の友人(酒友)の中には、「ボジョレーは飲まないョ、騒ぎすぎだョ」と、こよなくヴィンテージ物しか口にしない輩もいる。
(この場で言うヴィンテージ物とは、高価なものではなく状態のいいのみ頃なワインです。)
 まぁ、人それぞれ酒肴品ですからねぇ。もちろん私もヴィンテージ物は大好き、好きな銘柄もあります。いろいろ飲み比べると楽しさは倍増するし話題も増えるからねぇ。

 某週刊漫画雑誌に、”神の雫”というワインを題材にした漫画が人気となっており、また、第3次ワインブーム到来!? あぁ~勘弁してほしいと思う次第です。
“○○ブーム”などと言う部類の物はそのものを身近な存在にしてはくれるが、その物を衰退させかねない・・・と私は思う。
 さて、今宵はなにを飲もうか・・・飲みすぎるかしら・・・秋の健康診断も近いし、検査数値に異常をきたさないように・・・うぃース。(こ)

Pocket
[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です