那須・阿武隈川白水沢左俣〜大白森沢下降

2007年10月7日(日)
L五十嵐、手島

長女かやの子育て、妻の第二子妊娠と重なり、今シーズン初めての沢登り。

昨年11月の妙義・裏谷急沢以来である。もうしばらく、沢登りにご無沙汰な日々が続くでしょう。今月(11月)もう一度登ってみたいと思っているが厳しい見通し。

今回の沢は連休をフルに使えない五十嵐さんと私の思惑が一致して実現した。早朝に集合した私たちは東北自動車道を北へ向け車を走らせた。白河ICで降りて30分。甲子温泉(大黒屋)の登山口に到着した。大学3年のとき、坊主沼を経て三本槍岳を縦走していたので少しは覚えているかなと思ったがさっぱりで、松平定信の別荘を部屋に改装した勝花亭をくぐったことだけおぼろげに思い出された。始めは旅館の遊歩道をたどり白水の滝へ。滝口から滝壺の幅が同じぐらいある2段の滝で、見学したのち、登山道をそれ沢に下りていく。深い釜をもつ滝を巻き、衣紋の滝へ。ここまで宿泊者は来ている模様でデジカメで滝を撮影していた。この滝を左に巻きさらに高度を上げていく。短いながらも断続的にナメが続き、もう少し遅いシーズンだったら紅葉を楽しめただろうと五十嵐さんと話す。程なくして二俣。左俣に入り、水量が少しづつ減っていき、ナメ滝だけど水が一筋流れているだけで物足りない印象を受ける。何回か二俣を分け、ついに涸れた沢筋だけになった。そしていつの間にかブナの樹林帯を上っており気持ちがよかった。藪こぎらしいものは15分で終わり登山道に合流した。もう少し低い地点でも合わさることも可能であったが、私が先頭を歩いていたのでそれはできなかった。無名ピークでお昼タイム。ほどよく日差しが射し、遮る樹木もない展望の優れた頂上。林道と接する新甲子峠を越え下降点を探す。五十嵐さんが当たりを付け下降開始。鉄分を多く含んだ大白森沢源頭は岩や石ころが真っ赤である。何回も懸垂下降を重ね、午前中に通過した二俣で再び休憩する。ここで気が抜けてしまいそうだったが、1時間半ほど辛抱して衣紋の滝に。そこからは登山道を使い、駐車場に戻った。その後、温泉に入らなかったが、渋滞につかまり、行きより1時間ほど余計にかかった。(記:手島)

<コースタイム>
甲子温泉8:45〜白水滝8:55〜二俣10:00-15〜登山道合流12:00〜無名ピーク12:15-45〜二俣14:15-25〜衣紋滝15:55〜甲子温泉16:20

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