朝日前衛・荒川折戸川

2008年6月28日
L増田、関、山本、守屋

2008/06/28 朝日前衛:荒川折戸川

朝日前衛は、標高が低い割に雪が多く残り、雪渓処理の練習になることから、昨年あたりから合宿を視野に入れた準備山行の一環として行くようになった。これまでは7月であったが、今年は若干時期を早めて6月の終わりとし、また3パーティーが揃ったので、集中山行となった。

結局我々パーティーだけが集中できず、無線連絡もつかず、さらに置手紙を残して先に帰ってしまったので、他パーティーに心配を掛けることとなった。そんなわけで集中山行としては成功とは言えなかったが、久々に厳しい高巻きをやり、良い訓練となった。
6月28日(土)晴れ
前夜はいつものように道の駅「関川」に集合し、ちょっと飲んで就寝。
6:00起床。6:30発。道に迷いながら7:30折戸川の出合到着。えらくしょぼい。準備をして入渓。堰堤の所までは道が付いている。
堰堤の上からしばらくは川原状の平凡な流れ。折戸川というのは記録を見ないようで、3パーティーで集中するために設定したルートという感も少々あったので、もしかしたらハズレの沢かもしれないということは薄々覚悟していた。自分自身久々の泊まり山行なので、足慣らしとしてはそれでもいいかなと。しかし、沢が屈曲するところからはゴルジュが出現し、ちょっとした釜や渕があり、中々に楽しめる渓相である。
地形図上で次の屈曲部までの間は変化に乏しい長い歩きであった。釣りの用意をしてきている守屋さんと山本さんに先を歩いてもらうが、魚影は見当たらないようだ。
標高350m付近の屈曲部からはまたゴルジュ状になり、6mの滝を左岸から高巻くと、二俣となる。二俣は水量比1:1。流域の広さからして、右の本流の方が水量が多いと思っていたが、ちょっと意外だ。二俣を過ぎると行く手にドーンと大滝が立ちはだかる。地形図上の滝マークだ。ここはセオリーどおり地形図で等高線間隔が緩くなっている左岸から巻く。左岸から入る枝沢に出て、そこを下って大滝の上に出る。右岸の上の方には岩壁が見える。
ここからは両岸が雪に磨かれたV字状の谷となるが、特に難所はなく、ちょっとしたナメや小滝、釜などをすいすいと通過して距離を稼ぐ。
水がやたらと濁ってきておかしいなと思っていると、目の前にズタズタに崩れた雪渓が出現。その奥には登れない6m程度の滝。まっちゃんが滝の右に取り付こうとしているが、難儀している。左岸は草付きの岩。右岸は樹林帯だが殆ど垂直に近い。結局、左岸のルンゼをまっちゃんに空身でリードしてもらって、後続は確保で登る。
もう1ピッチ登ったところで傾斜が緩んできたので、私がトラバースして様子を見に行く。トラバースはそれほどいやらしくはないが、下にはまだズタズタの雪渓がいくつか見える。その先の源頭部はかなり急で、半分くらいは雪渓に埋まっている。このままトラバースして降りても、また雪渓があって時間を食うし、最後の登りが厳しいと判断し、このまま左岸の斜面を登り切り、稜線にある道を使って鷹ノ巣山まで行くことにした。
見た目は楽そうに見えても、雪国特有の下向きの潅木の高巻きは予想以上にしんどいもので、休み休み行っていると思ったより時間を食ってしまい、稜線に全員が辿りついたのは16:00となった。この間、13:00と14:00に無線交信を試みるも繋がらず(15:00は高巻き真最中で交信せず)、16:00もだめだった。このまま鷹ノ巣山まで行っても下りは暗くなるし、メンバーの消耗も考えて、蕨峠にエスケープすることとした。
蕨峠までの道は所々不明瞭な箇所はあるが、概ね問題なく歩ける。私が先行して車を回収し、林道でメンバーと合流したときには19:30ですっかり暗くなってしまっていた。今から沢の中に幕を張って飯を作ったりするのは億劫なので、道の駅「関川」に戻り、風呂に入ってコンビニで買出しをし、昨夜のところで連泊となった。
6月29日(日)雨
昨日と同じくらいの時間に出発し、今度は樋ノ沢林道に向かう。守屋さんには山本さんに釣指南をお願いし、まっちゃんは腰が痛いとのことで車で留守番。私が塩の道を通って大峠まで行くこととした。
昨年通ってはっきりした道なので、問題なく行けるものと思っていたが、今年はまだ刈払いがされておらず、途中から沢沿いの小道に迷い込んでしまった。途中で気付いて引き返して道を探し直すが見つからず。9:00の交信も不調に終わった。
駐車場に戻って10:00の交信をするも繋がらず。折戸わらび園の管理人のおじさんによれば、毎年7月の第一日曜日に地元のボランティアで「塩の道」の刈払いをするとのこと。刈払いなどされていなくても、何とか見つけられると思っていたが、なんとも情けない。五十嵐さんの車に置手紙を残して帰ることとする。最後に11:00の交信のときに一瞬長南さんの声が入ったのだが、こちらの声が届いたかどうかはわからなかった。一応こちらの状況を一方的に伝えて無線交信を終了し、帰途に着いた。(記:増田)

反省
① お互いの安否がわかないまま、先に帰ってしまったのは軽率であった。どうせ我々の安否は駐車場まで降りてくれば(置手紙で)わかるから、待ってても同じだと考えたのだが、逆に他のパーティーがトラブっている可能性もあることを考えると、待つべきであった。
② 左岸の登山道に出たのは少々強引だったかもしれない。465m付近で右岸から入る沢を詰めて稜線を藪こぎしていれば、もしかしたら行けたかも。(結果論だが)

<コースタイム>
折戸川出合(8:00)~大滝下の二俣(10:30)~ 450m付近(12:30)~稜線(16:00)~蕨峠(18:00)

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