上信越・魚野川雑魚川外ノ沢

2008年8月2日(土)〜3日(日)
L佐藤、長南、古川原

8月2日(土)曇り時々晴れ
前日は22:00池袋集合。自分の遅刻のせいでやや遅れての出発となった。目指した越後田沢の駅には先客がおり、越後鹿渡で一晩を明かすことになる。

1:40着。長南さんと自分は狭い車の中で寝ることとする。
翌朝は7時に出発、8:15に切明に着。途中、秋川郷までの細く長い道に驚かされた。切明では橋を渡ったすぐの場所に車を止め、身支度を整える。本流はナメがあって綺麗そうだというリーダーの判断の下、時間はかかりそうだが本流から遡行することにする。9:15に入渓。
初め2つの堰堤は水際を越えていった。水の色が澄んでいて中々に美しい。2つめの堰堤を行く際には、途中から水の中に飛び込んで進んだ。それから暫くは瀞の続くゴーロを行く。空が幅広く空いており、明るく石も映え、気分も明るい。そこでふと気付いたのだが、この沢では不思議と音がしない。普段の沢なら、ザーッという水音に様々な音色が混ざり合うのだが、ここの沢では水面が全く乱れずに水が移動するだけであって、むしろ音を吸収しているのである。風も無く、普段は主な副音であるはずの木々のざわめきも今日ばかりは全くしない。冬山を思わせる、不思議な空間であった。
本流も中程まで来たところで、小さいがゴルジュとなる。ゴルジュ奥の10mの立派な滝は右から小さく巻き、次の大きな釜を湛えた幅広の2段8mも特にどうと言うこともなく登る。
ところが、この滝を越えてから景色が一変した。幅広くナメが拡がり、そしてずっと続いている。最近、ナメにあまり関心がない自分であったが、流石に感心するしかなかった。ゆっくりヒタヒタとナメを進む。
外ノ沢出会いには13:15に着いた。佐藤さんと長南さんは昼食、自分は昼寝。14:00に発。出発時に川虫を探した時、本流にはクロカワ虫(しかも沢山)しかいなかったのに、外ノ沢が本流に流れ込む場所には川虫(しかも沢山)しかいなかったのには正直驚いた。本流の水を飲んだ自分が気持ち悪くなった。
外ノ沢に入ってからは所々ナメと美しく水を湛えた釜が現れる。そして、なんと季節はずれの大量のキノコを発見する。思わず万歳三唱を文字通り高らかに謳い上げる。その後は、巡視路の吊り橋をくぐり、取水用の堰堤を越え、どんどん進む。セハチ沢の出会いには釣り師らしい一行がテン場を設営していた。とても湿っぽいところで、また場所もとても狭いのに、自分には何が良いのか全く分からなかった。
途中10m程の立派な滝が現れ、左岸から小さく巻いた以外は特筆すべきことはない。16:20に穴明沢と曲り沢の出会いについた。そこにはテントを張れるような場所はなかった。明日の帰りのことを考えると、明日は曲り沢を詰めるべきなので、それぞれの沢へ釣り上りながら、しばしテン場適地を探すこととする。
結局、穴明沢を少し登った右岸に小さな台地を見つけそこをテン場とした。テン場と繋がった小さな河原は小さすぎるので、大造成を行い、新たに1.5畳分を新設して宴会場とした。焚き火は、流木が少なく、派手にはならなかったが、良い火となった。

8月3日(日)晴れ
翌日は8:15発。早く出るつもりがいつもの通り。1ヶ所僅かにナメが覗く他は、中程度のボサっぽい沢が続く。鬼沢は水量がほんの僅かで見落としてしまいそうな位だった。曲り沢は、本流を詰めると、帰りが遅くなっていまいそうなので、全員一致で左俣に入る。この辺りは昔、伐採があったようで、ワイヤーと倒木が非常に多い。またボサも五月蝿い。この辺りでまたしても、キノコの収穫に恵まれた。ついているときには続くものである。途中、10mと12mの滝が出てきた。しかし、これらの滝は高度感はあるが、階段状になっていたため、簡単に登れた。
水が枯れる辺りからはますます藪が五月蝿くなり、いつの間にか極太の笹の密藪となる。かろうじて沢型の地形の底には笹が生えていないところを、這いつくばるようにして進む。長南さんと佐藤さんは、大したことないと言っていたが、十分、体力を消耗する藪の濃さであった。
登山道に出てからは、下山までとても速かった。そういえば、全行程を見ていて、こんなに強い佐藤さんを見るのは初めてだ。途中、材木切り出し用のトロッコの廃線や切明の発電所の太いパイプを見て驚いた。発電所の太い送水管は、遠目で見ることはあっても、こんなに間近で見るのは初めてだ。低く、大きな音で唸っていた。
下山後は、志賀高原の熊の湯で温泉に入り、草津経由にて帰京する。志賀高原の涼しさと快適さに思わず感動し、観光で高原に来るのも悪くないのではないかと思った。もちろん、これだけの大量のきのこをお土産に持って帰れる山行ほど、良いものは他にないのだけれども。
(記:古河原)

<コースタイム>
8/3 9:15本流堰堤下−13:15 外ノ沢出会 14:00−16:20 穴明沢二又テン場
8/4 8:15テン場−9:30 曲り沢二又−12:05稜線−14:00切明

Pocket
[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください