越後・水無川東不動沢

2008年9月15日
大塚

2008/09/15 越後:水無川東不動沢

前夜に浦佐からタクシーで越後三山森林公園まで入り、無料キャンプ場の水場脇にツェルトを張る。今夜は中秋の名月。一人ささやかに月見の夜を過ごす。

水無川の単独。たとえ小さな支流だとしても緊張感は高く、アラームが鳴る前に自然と目が覚める。まだ明けぬ空を見上げると昨夜の月は消えて、代わりに冬の大三角形が輝いている。ツェルトをたたみヘッドランプを付けて林道を歩き出すと、目指す水無川の上流にちょうどシリウスが瞬いていて、少しずつ明けてゆく空の中で最後まで青白い光を放っていた。

デトノアイソメから東不動沢に入る。西不動沢を右に分けると下部の滝場が始まり、5m〜15m程の滝が幾つか続く。左岸が庇状になった20mの滝を右岸の草付から高巻くと周囲が開け、上流部の滝群が見えるようになる。越後独特の草付とスラブに囲まれた明るい渓相の中に、大きな滝が幾つも連なる景色は壮観で、朝日に照らされた水の飛翔が眩しい。
末広がりの20m滝はシャワーを浴びれば水流右側にルートを見出せそうだが、右岸の窪状から巻き上がり草付のバンドをトラバースする。続く2段40mの滝は右岸の小ルンゼからヤブに入り大きく高巻く。大滝50mは左岸の岩盤の下の急傾斜のヤブを低く巻いて、落口にドンピシャリで降りた。単独なのでロープレスで行ける弱点を探りながらの遡行となり、高巻きばかりになってしまったが、パートナーがいてきちんとした登攀準備をすれば、大滝以外は直登ルートも見出せそうな感じである。
二俣周辺は雪渓に埋まっている。雪渓上を300m程歩き、終端から左岸の小ルンゼに降りるが、その先にはゴルジュの中に悪そうな20m程の滝がかかっているので、左岸の草付露岩帯から高巻く。尚もしばらくゴルジュ状が続くが、小滝を幾つか越えると穏やかな流れになり、最後に僅かにヤブを漕いで五竜岳の直下にツメ上がった。
意外と早く終ってしまい時間が余ったので、八海山を縦走して下山した。
(記:大塚)

<コースタイム>
越後三山森林公園(4:10)〜十二平(4:55)〜デトノアイソメ(5:45-6:00)〜二俣(8:00)〜五竜岳(10:30-11:00)〜八海山縦走〜ロープウェイ駅(13:50)
<1/25,000地形図>
八海山
<タクシー代>
浦佐駅〜越後三山森林公園 約3,500円

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