毒ヶ森山塊・豊沢川桂沢小空滝沢・出羽沢大ヘンジョウ沢(途中まで)

2008年11月1日〜3日
L長南、佐藤、増田、松之舎、小池

2008/11/01 毒ヶ森山塊:豊沢川桂沢小空滝沢

 「湯治場から行く日帰り沢登り」。今回は鉛温泉である。宮沢賢治の『なめとこやまの熊』の舞台である、毒ヶ森山塊の沢へ「なめこやま」と「滑床」を求めての山行だ。はじめての山塊なので記録のある、大ヘンジョウ沢、松倉沢、大滝沢、小滝沢を計画した。

■1日 小空滝沢
 夜行バスで花巻まで。レンタカーを借りるため石巻線で新花巻まで行く。
 当初、大沢温泉の予定だったが大沢はまだ町の続きという感じの集落で、鉛まで来ると山近しという感じがしていい。
 鉛温泉藤三旅館の自炊部は面構えのどっしりとした風格のある建物だ。増田さんの奥さんを下ろして山へ向かう。

 沢内に抜ける豊沢川沿いの道に入り中山1号トンネルを過ぎると駐車場がある。駐車場には大空滝までの案内板もある。大空滝は結構有名らしい。
なだらかな山並みの上部はすでに葉が落ちているが入渓点あたりの紅葉はまだまだ美しい。旧道を歩き適当なところから桂沢に下降する。天気は上々。
 緩やかに流れる沢を右に左にキノコを探しながら遡行する。ムキタケ、クリタケ、シロナメツムタケ、ヒラタケなどを収穫。ムキタケは大量に採れた。「なめこ」は残念ながら腐りかけたものしかない。クマ密度が高いようでそこかしこに熊の通った跡がある。
 三々五々、キノコを探しながらの遡行だったので大空滝沢との二俣で大休止。二俣を越えるとナメやナメ滝、10m程度の滝も出てきてそこそこ楽しい。
 小空滝は3段50mほど。1段上がってみるがヌメリが強くそのまま左岸からトラバース気味に落口に抜ける。

 小空滝の上は地形図通り平な地形。予想通りブナ林の中を道路のような「滑床」が続いていた。
 ありがたいことに、ここまでは腐りかけか親指程度のナメコしかなかったがここで極上群落に出会う。
 このあたりでナメコ探しといきたがったが残念ながら時間切れ。詰め上がり旧道に出る。

 帰りは旧道から大空滝を見物し日暮れと競争しながら下る。大空滝は道路から見たところ100m弱はありそうだった。

 初日から、なめとこやまでなめことなめどこに出会え満足。
 このあたりの山容は大空滝と小空滝のコンターが詰まっていてその上はなだらかにうねっている。ブナ林も見事で、アプローチは長いがテレマークで滑ってみたいところだった。

■2日 大ヘンジョウ沢(途中まで)
 予報は曇時々雨だったが、起きると青空が広がっていたので準備をして出発。
 途中から雨がぱらつきだし、入渓点に着いた頃には結構な降りになったので車で待機。
 雨が上がったところで足回りを整え出発しようとしたらまた激しく雨。
 雨宿りしているうちに、11時になってしまったので当初予定の松倉沢は時間が足りなくなり、林道が平行する大ヘンジョウ沢に入ってみることにする。
 二俣まで溯行して二手に分かれて時間までキノコ採り。F1は見てみたかったが次回の楽しみということで林道に上がり戻る。

■3日
 3日はまた雨。宮沢賢治記念館を見学して帰途につく。

 鉛温泉藤三旅館の自炊部はなかなかレトロな面構え。自炊部は昔の校舎のような趣きで、薄暗く広い廊下としっかりとした木の階段が印象的だった。
 部屋も木枠の窓と障子に襖と、昭和の懐かしい部屋だ。窓の下には豊沢川が流れいい感じ。
湯は分類上単純泉だが、ナトリウムと硫酸塩の多いアルカリ泉で掛け流しのいいお湯。
 名物の白猿の湯は、深いところで私で肩まで浸かってしまうほどの深さ。1階から1階分階段をくだるので計3階分の吹き抜けの空間と面白い作り。
 桂の湯も露天風呂が2段あり下の段は豊沢川のすぐ脇というロケーションで、満天の星空を見上げ沢音を聞きながら入る湯は格別だった。(記:長南)

<コースタイム>
1日 晴 駐車場10:00ー入渓点11:00ー12:00二俣12:30ー14:30林道ー16:00駐車場
2日 雨 (記録せず)

<1/25,000地形図>

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