2009年6月27日(土)~29日(月)
L佐藤、関、小池
この山行は、初日は職場の釣りクラブのメンバーと一緒にのんびり、そして送迎付きというコンセプトでる。
盛岡でレンタカーを借り、アスピーテライン経由で八幡平の景色を眺めながら大深沢に向かう。林道を走りゲート手前に駐車し、山菜を探しながら大深見張小屋に向かった。遅い昼食後、薪を拾ったり、釣りをしたり、露天風呂に入ったりとのんびり過ごす。最近は人が多いためか、残念なことにイワナはあまり釣れなかった。
6/28 晴れ
翌朝は4時過ぎに起き、早々に上流に向けて出発するが、私は二日酔いのため調子が上がらない。
大深堰堤からしばらく川原を歩いて行くが、ソヤノ沢からゴルジュとなる。水量はやや少なめだが、途中に何か所か小さな雪渓が残っていた。川原が広がってくると八瀬沢出合。休憩後に遡行再開。すぐに両岸が狭まり、ナメや急流が2段12m滝まで続いた。続く5m滝を越すと川原が広がり、いい加減飽きた頃に障子倉沢出合に着く。昼食がてらに大休止とした。ここから見える3m滝を過ぎ、川原を歩いていくと関東沢出合だった。この先の本流もしばらくは平凡だが、逆Y字の10m滝とこれに続くナメ、それからナイヤガラと言われる大滝12mとしばらく続くナメがとても良かった。このナメを登ると正面に良い感じのナメ滝が見える。そこが焚き火跡のある三又で、ナメ滝は北ノ又沢だった。焚き火は、まだ完全には消えておらず、今朝まで人がいたようだ。ごみもあり、台地のテント場もイマイチなので、北ノ又沢を少し偵察に行くが良い川原はなく、結局この場所にする。2人が釣りに行くが獲物は無し。
6/29 晴れ
4時に起き、6時過ぎに上流に向けて出発。週間予報では曇りだったが晴天となる。出合のナメ滝と続くナメを越すと、ヤブっぽい流れになるが、インゼル状の所から再びナメとなり、その先に両門の滝の二又。左は2段20m位の見事な滝で、本流は幅広6m位だ。左は下部が垂直なので、右を直登しようと取り付くが、岩が剥がれ諦める。やむなく少し下流の枯れルンゼからお助けを使って高巻く。二又に随分早く着いたなあと思いながら歩いていくと、地図上の二又はさらに先だった。ナメを越し右から枝沢が滝で出合った後は、平凡な沢となる。左から沢を入れると、ゴーロ状となり斜度が増す。最後が階段状の2条滝で、標高差100m位は登ったのではなかろうか。
これを過ぎると急に源流の雰囲気となり、小さな湿原が出てくる。地形図に記載している大きな湿原まで行こうと、荷物を置いてさらに進む。右岸の枯れ沢を上がるとすぐに大きな湿原だった。しばし散策をして楽しんだ後、荷物の所に戻る。ここからは沢を離れヤブこぎ50分で大深山荘より少し下の池溏の手前に出た。山荘から11時の交信後、沢を下り集合地点の樹海ラインに向かう。今年は雪渓が少なく、楽な下りだった。
(記:佐藤)
<コースタイム>
6/27 記録せず 林道ゲート手前駐車場~大深見張小屋 1時間程度
6/28 泊場(6:15)堰堤(6:45~7:00)八瀬沢出合(8:45~9:05)障子倉沢出合(11:10~12:30)関東沢出合(13:00~13:15)三又(14:30)
6/29 泊場(6:05)二又(7:25~7:45)源頭の草原(8:55~9:45)大深山荘(10:35~11:05)樹海ライン(11:50)
<1/25,000地形図>
八幡平、曲崎山、松川温泉