前夜、宮城鶴巣サービスエリアで車中仮眠。荷物を前席に移し横になるや予想どおり雨が降り出す。29日早朝前線が通過も八幡平山頂バス停は深いガスに覆われていた。駐車場脇から伝左衛門沢下降開始。最初の藪がいやらしい。
暫くガスはとれず本格的な天候回復は正午過ぎになった。大きな滝はないが昨日からの雨で水量多く、滝ノ沢出合に14:00着。滝ノ沢に入り地図上の平坦な渓畔林の左岸に天場を設営。沢胡桃に囲まれた静かな天場であった。平茸、キクラゲ等山の幸にあやかる。今日の献立は天婦羅、キノコカレー、酢の物など。久しぶりの焚き火を楽しんだ。日中は蚊に悩まされたが、暗くなるとどこかにいってしまった。夜半は気温が下がりタープ一枚で小生はがたがた震えていたが、隣人はいつものように熟睡のようであった。
30日7:00出発。大滝を登った形跡はあまりなく、草つきも荒れてなかった。以前大滝は下降したことがあるのだが、草つきの上の藪まじりの岩場は踏み跡もあちこちにあり予想外にルート選択に時間がかかってしまった。安全の為トラバースはザイルをだして慎重に登った。大滝の上からは時たまアクセントに滝が現れるが平坦な渓相が続く。計画では二又を右に湿原探訪であったが割愛し先を急いだ。やがて水が尽き、戸ヶ崎氏が満面笑みで藪を突っ切り登山道にでた。
(守屋記)
<コースタイム>
29日 八幡平9:00-滝ノ沢出合14:00-天場14:20
30日 天場7:00-大滝上10:00-登山道14:00-15:00八幡平駐車場
<1/25,000地形図>
八幡平