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2009/08/30西丹沢下棚沢 |
前夜から現地入りし気合いが入っている二人に早朝合流する。
心配した天気も出発時には晴れ間も見える。
登山道を暫し歩けば沢の名にも成っている下棚に到着する。
何度対峙してもなかなかの迫力に見入ってしまう。
早々に装備を整えるリーダーの目は、登攀ルートを探ってか気迫がこもる。
以前に遡行したことの有る私に、「水量は比べてどうか?滑りは?」などと聞かれ、
「今日は水量が多いですね。上部は滑っていました。」
熟考のすえ巻くとの決断をされる。
振り返り滝を見るリーダーの足元を見ると、この滝の為にか新調された足袋を履いている。
私がアクアステルスで来てしまい申し訳ない事をしたようだ。
F1、F2をまとめて巻き沢に降りると、ゴルジュの中に滝が連続して掛かり良い渓相を醸し出している。
雲が広がり気温も下がりだしたが、意に反されないようで「登ります!」宣言。
最初の滝からシャワークライムと今日は厳しい指導を受けそうである。
ゴルジュを抜け滑を歩くと魚影を見る。
上手く手掴みすると良形のヤマメであった。
下棚沢は手頃な高さのロープ無しで登れる滝と滑で構成されており、飽きる事無く楽しい遡行が出来る良い沢である。丹沢は初めての稲葉さんも喜ばれていた。
(記:斉藤)
<コースタイム>
西丹沢駐車場発7:00~下棚(7:40~8:00)~F2上8:15~登山道11:45~西丹沢駐車場着13:30