那須・羽鳥湖スキー場~鎌房山~甲子峠(敗退)

2010年2月20-21日
L長南、関

2010/02/20 那須:鎌房山ー甲子峠

当初の予定では三本槍まで抜ける計画だったが、強風のため甲子峠を越したところで撤退した。
この山域。茶臼や三本槍あたりだけでなく、標高1500m程度の甲子峠でも雪が飛ばされて路面がみえているほどの強風が吹くようだ。今年は羽鳥湖のスキー場でも積雪180cmとそれなりの雪があるのでスキーで縦走できると考えたが、風で地面がでている箇所が多く、特に西斜面では潅木も出ていて薮漕ぎになるところもある。縦走するなら風の弱いときを狙ってワカンとアイゼンが無難だ。スキーには向かない。

朝、新白河まで新幹線で向かう。早起きの関さんは鈍行。新白河で集合する。
羽鳥湖スキー場までのシャトルバスに乗り(1000円)、スキー場で準備してリフトでゲレンデトップまで上がる。白河の街は晴れていたが山に上がると小雪がチラついている。鎌房山まで林道があったはずだがリフト終点から樹林に入る。林道方面に向かうが軽く薮に捕まる。まもなく林道に出たが、はじめから林道へ出た方が楽だ。
鎌房山まではトレースが何本もあった。どこが頂上かわからない広い山頂付近になんとなく頂上はある。大白森山方面は薮っぽい。登山道が延びているのか赤テープとともに切り開きがあったので、しばらく登山道とおぼしき道に沿って進む。大白森山はトラバースするつもりなので、甲子峠を見極めようと南寄りに進むが、時折、赤テープが出てくるので大白森山までつけてあるのかもしれない。
大白森山を登りはじめ、トラバースできそうなところで大白森山の南面をトラバースする(標高1450m~1500m)。沢の切れ込みも小さくトラバースしやすい。時折、広がるブナの平もなかなかのものだ。だが、甲子峠に出るために大白森山からの稜線にでると、景色は一変する。潅木にアイスバーンに強風。できるだけ東斜面を使いながら甲子峠に出る。
甲子峠は風が強く雪が飛ばされ地面が出ていた。
さてどこから取りついたものか、と甲子峠から先のルートを探すが、稜線沿いは潅木の薮。風の弱い東斜面は樹林帯だが落ちていて取り付けない。風の強い西斜面も薮だが登山道の切り開きがある。斜度が急で狭いのでスキーを抜いでツボ足で稜線にあがる。西の潅木を避け東の樹林帯へ、東の急斜面を避け西の潅木帯へ、を繰り返しガリガリの小ピークに出る。
そこからの眺めは、およそスキーでは行く気にはならない景色が広がっていた。アイスバーンの斜面と潅木の薮。地面がでているところも多い。坊主沼にあがる稜線は細く、一旦下って沢から上がらなくてはならなそうだ。それに強風。時間も食ってしまっていた。三本槍までは抜けれるだろうが、今回の真の目的の「あの場所」はカットせざるを得ない。そこには山スキー以外の手段で訪れることとして、今回はここで撤退。そして大白森山南面のブナ平で泊まることとして往路を戻り、風を避け大白森山南面1480m付近にて幕。
翌日は天気も回復。春のような陽気だ。
このまま往路を戻るのも勿体ないので大白森山に登ることにした。ブナ林の中を登路を探りながら登っていくが最後の斜面が急で尾根も狭い。スキーを履いたままだと直登は難しそう。鎌房山からの稜線まで回り込むしかなさそうだが、急斜面下の無木立を横切らなければならない。昨日からの積雪とこの陽気を考えれば避けたいところ。天気が良いから登っていくか、くらいの気持ちだったので、あきらめ下山することにした。
往路でトラバースした標高1450m~1500mくらいまで樹林帯の中をトラバース気味に下る。途中、5mほど無木立の斜面でエッジを確かめながら足を置いたら、幅3mほどの極小規模な表層雪崩を起こしてしまい、そのまま10mほど流されてしまった(詳細はヒヤリハット報告にて)。幸いに樹林帯のなかの極小サイズのものだったので、ストックと帽子が飛ばされ回収できなくなっただけで済んだ。
往路のトラバースルートに戻り鎌房山頂上付近に出るが、頂上付近はわかりにくい。
頂上からシールをはずして滑るが、昨日のトレースもなくこのあたりもわかりにくい。スキー場の位置を確認して電波塔を目印に林道に出ればゲレンデは近い。
16時のシャトルバスまでは時間があったので練習に一本滑って、帰りは鈍行にて帰途についた。(記:長南)
<コースタイム>
20日(雪) スキー場トップ11:00-12:00鎌房山-14:00甲子峠-15:00(1430P)-16:00BP
21日(晴) BP10:15-14:00鎌房山
<1/25,000地形図>
新甲子・甲子山

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