八幡平・玉川大深沢東ノ又沢

2010年6月26日(土)~27日(日)
L佐藤、関、外2名

 この山行は、初日は露天風呂でのんびり、そして送迎付きというコンセプトである。田沢湖駅でレンタカーを借り、大深沢に向かう。林道を走りゲート手前に駐車し、山菜を探しながら大深見張小屋に向かった。冷えたビール付きの遅い昼食後、私は一眠りし露天風呂に入ったりとのんびり過ごす。最近は人が多いためか、残念なことにイワナはあまり釣れなかったようだ。

6/26 晴れ
 翌朝は4時過ぎに起き、早々に上流に向けて出発。
 大深堰堤からしばらく川原を歩いて行くが、ソヤノ沢からゴルジュとなる。今年は水量が多めで、渡渉でお助けを出すところもあった。また、途中に何か所か雪渓が残っていた。川原が広がってくると八瀬沢出合。休憩後に遡行を再開する。すぐに両岸が狭まり、ナメや急流が2段12m滝まで続いた。しかし、続く5m滝を越すと川原が広がり、いい加減飽きた頃に障子倉沢出合に着く。昼食がてらに大休止。ここから見える3m滝を過ぎ、川原を歩いていくとわずかで関東沢出合だった。この先の本流もしばらくは平凡だが、逆Y字の10m滝を左から越すと、これに続くナメ、それからナイヤガラと言われる大滝12m。そのまましばらく続くナメがとても良かった。このナメを登ると正面に良い感じのナメ滝が見える。そこが三又で、ナメ滝は北ノ又沢だった。台地のテント場はイマイチなので、東ノ又沢に入ると、初めはナメ滝やナメが続くが、じきに平凡になる。しばらくは良い泊場がなく、1100m付近のインゼル状の先にまずまずの川原を見つけ、テントを張った。

6/27 晴れ
 4時に起き、6時過ぎに上流に向けて出発。最初は平凡だが、両岸が狭まってくると、ちょっとした連瀑帯となる。しかし、その後は再び平凡な流れになり、枝沢をいくつか分けると、水芭蕉が出てきて源流のれ感じ。地形図を見ながら、わずかにヤブを進むと気持ちの良い湿原に出る。すぐ上の2つ目の湿原の先に登山道があった。
 登山道から大深岳までは1時間程度だった。大深山荘で休憩後、沢を下り集合地点の樹海ラインに向かう。今年は雪渓が多く、スノーブリッジがしばらく続き少々手間取ったが、約1時間で車の待っている橋に着いた。
(記:佐藤)

<コースタイム>
6/24 記録せず 林道ゲート手前駐車場~大深見張小屋 1時間程度
6/25 泊場(6:10)堰堤(6:50~7:00)八瀬沢出合(8:50~9:15)障子倉沢出合(11:50~13:00)関東沢出合(14:20~14:55)三又(15:10~15:25)1100m付近泊場
6/29 泊場(6:15)源頭の草原(8:30)登山道(8:40)大深山荘(10:00~11:25)樹海ライン(11:25)

<1/25,000地形図>
八幡平、曲崎山、松川温泉 

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