2010年7月4日(日)
L守屋、増田、関、小南、稲葉
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2010/07/03上州武尊中ツ沢 |
泊りでヘイズル沢を計画していたのだが、土曜の天気が悪く日曜は回復するという予報なので、守屋さん計画済みの薄根川荒山沢中ッ沢に変更した。前夜、「道の駅 川場」で稲葉さんと合流した時にはまだ小雨模様だったが、翌朝は雨が上がり、回復する傾向が見えていた。
旭小屋の対岸に車を止めて準備をして出発。少し道を下って、車道が薄根川を横断して行く所を入り、橋の袂から入渓。初めは何もなく、平凡な河原歩きが長く続く。いやになりかけてきたころ目の前に12mの滝。登れないので右岸の斜面から高巻く。この斜面は岩が脆く急峻。一度関さんが大きな落石を起こして、そのとき下にいた守屋さんと私はひやりとする。
この高巻きを終えると後は特に悪場もなく、小滝やナメを超えて順調に進む。途中で改めて気付いたのだが、この沢は距離が割と長く、高低差も約1000mあり、結構大変なのである。稜線で雷雲に捕まるとまずいと判断した守屋さんから、先を急ぐよう指令が飛ぶ。
距離は長いが、小滝やナメが随所に出てきて、気分的にはそれほど疲れない。天気もまあまあ。沢が北から北東に方向を変えて勾配が急になると、小滝登りも楽しくなってくる。天候の回復とともに気圧が上がり高度計に狂いが生じてきたようで、枝沢が入るたびに現在位置を議論しながら登る。水が枯れてしばらく沢形を進むと、ほとんど藪こぎなくあっさりと稜線に出た。
下りは前武尊から荒山沢左岸の登山道を回り、キャンプ場のような所の前を通って車に戻った。尾瀬センノ沢以来三週間ぶりの私にとってはふくらはぎがパンパンに張るほどの運動になった。(記:増田)
<コースタイム>
入渓点(6:30)~稜線(12:50)