2010年7月24日(土)~25日(日)
L関、佐藤
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2010/07/24 尾瀬:片品川北岐沢~猿沢下降 |
7/24 晴れ、夕方から雷雨 のんびり山行で、しかも源頭に小松湿原があるとの情報から期待して参加。前夜に出発し、途中で仮眠して早朝に大清水に向かった。
大清水からの林道は中ノ岐沢沿いになると、日向になり日差しが暑く、それだけで疲れる。鹿よけの網が林道沿いに小淵沢出合まで続き、2ヶ所のゲートの開け閉めが、暑さに輪を掛けた。林道が北岐沢沿いになりヘアピンとなる所からかすかな踏み跡を下り沢に降りる。北岐沢は、水量はいつもより多めのようだが、そこそこの滝もあり、ナメもあり、それなりに楽しめる。4段8m滝を左からシャワークライムで越すと平凡になるが、少し遡っていくと左の側壁が高くなり、S字の曲がった所で沢が圧縮され、本流、出合う沢とも滝が懸かっていた。直登は無理なので、ゴルジュの手前まで戻り、右から巻く。以降は一段とナメが多くなり、階段状の10m滝を越すと幕場予定の二俣だった。まだ12時前なので次の枝沢出合で昼食後、さらに進むと次の二俣手前に快適そうな川原があり、時間は早いが幕とする。
この日の夕方は、群馬県に雷雨の予報だったが、源頭が近いうえに沢の水量も少なく、タープの所は30㎝位の高さがあったので、大丈夫だろうと考えていた。早く着いたので3時頃から焚火を始めたが、遠くから雷鳴が聞こえていたが、6時頃から雨が降り始め、すぐに土砂降りに変わる。雷も近づき雹も降ってきて、ツェルトの中に入っていると、沢はみるみる濁り増水する。タープを張っている石のところまで水が来たので、とりあえずツェルト内の荷物をまとめたが、雨は小降りになり水量は減る。
安心して早々に寝始めたが、10時頃にまた雨が激しく降り始め、沢はみるみる増水し、先ほどの水位にまで達する。外の荷物を荷物を上の台地に上げ、沢靴を履いて待機。結局それ以上は降らず、水位も減ってきたので、再び寝ることにした。
7/25 晴れ テン場からわずかで奥の二俣。台地にテン場があり、昨日にここまで来ていればと反省。右に進むと沢も小さくなり、湿地状になると小松湿原が見えた。かなり水分の多い湿原で所々ぬかるむ。最後は左の沢を詰め、登山道に出た。
猿沢下降は、出だしが緩やかすぎて下降点の判断が難しい。登山道を行き過ぎてしまい、地形図、磁石を見ながら猿沢の支流を下降開始。猿沢は中流域からナメ、ナメ滝が多く、ゴルジュもあって、まあまあだった。とはいってもわざわざ遡行するほどでもないが。
予定では林道より下流も下降の予定だったが、橋の下からU字溝になっていたので、打ち切り上がった。林道から見てみると、U字溝は傾斜を増しながら一気に下流へと向かっている。行かなくて正解。暑い林道を約2時間歩いて大清水の駐車場に戻った。
(記:佐藤)
<コースタイム>
7/24 大清水(7:50)入渓点(9:30~9:55)大滝上(11:00~11:15)二俣上(11:50~12:15)泊場
(13:00)
6/25 泊場(7:45)奥の二俣(7:55)小松湿原(8:30~9:00)登山道(9:15)猿沢下降開始(9:50)林道(11:50~12:15)大清水(14:15)
<1/25,000地形図>
三平峠、川俣温泉