谷川・湯檜曽川東黒沢白毛門沢

2010/08/22 谷川:湯檜曽川東黒沢白毛門沢

2010年8月22日
L関、佐藤、小南、山本、朏

 何かと色々重なった今年の夏合宿、その翌週も当初の予定では、L増田さんとヘイズル沢へと向かうはずが、急遽増田さんが週末出勤となり呆然となった金曜午後、無念メールをL関さんに送ったことから、急遽白毛門沢山行への参加となる。
 
 土曜前夜発、関越道の上りも下りも、ヘッドライトとテールランプの長い列。今夜の泊場土合駅も大盛況。翌朝、登山道脇駐車場で急遽朝現地集合になった山本さんと落合う。
 
 東黒沢・白毛沢はメジャールートであり、駐車場からのアプローチも良く、準備を整えていると5~6名の1パーティーが先行していく。我々もAM6:10本日の行動開始となる。
 歩き始めの東黒沢はご家族連れにはもってこいの沢で、お子様向けの滑り台と水深の浅いプール状の釜が点在。今回沢2回目の朏さんも軽やかに、沢が大きく蛇行し目の前にハナゲの滝が目に飛び込んでくる。滝は勾配も程よく、逆層の箇所もあるもののホールド&スタンスは十分にあり、今回中堅のリード学習も兼ねており、山本さんのリード学習となる。確保者は朏さん、前回丹沢・葛葉川谷での初滝登頂(もちろん確保)も体験済みではあるもののスラブ状のナメ滝は初、滝の右岸側をまずは滝上部付近(落ち口)まで第一確保、そこから左岸側へ滝上部を渡渉し第二確保、その上部の平坦箇所まで第三確保。指南役の佐藤さんのご指摘を受けつつ無事に終える。
 白毛沢出合部は、ハナゲの滝から近く一足先に進み始める。沢床も歩きやすく先行していると、後方から「ドボン!!」見事に小さな釜にはまっている朏さん、すぐ後ろを歩いていた佐藤さんは「あっ!こけるかな~ はまっても大丈夫やねぇ~」と思っていたら見事にドボン!!
その後ろを歩いていた関さんは「シャッターチャンス逃したぁ~」、おいおい。
白毛沢出合部にAM7:28到着。ここからは山本さんが先頭でルートファインディングの学習を兼ねる。
出合部すぐの3mのナメ滝を巻き気味に越え一本休憩を取る。休憩後振り返ると出合部に後続のパーティーがちらほらと見え始める。
 沢幅は広くも無く狭くもなく快適、小滝(2.0~4.0m)やナメ滝状で時折巨石やゴロ岩帯があり、なかなかあきの来ない沢でいて、もちろん登攀可能であろう滝(5.0~8.0m)も点在する。
大滝(10.0m)はさすがに見ただけで無理。右岸側の巻き道へと進むのだが、なかなか高度感バッチリな巻きで、草斜面の巻きに戸惑う朏さん、関さんのアドバイスを受けつつ登りきる。
大滝上は釜を持つ小滝その上にどっしり構えたL=15m級のナメ状スラブ滝、水量もほどほどにあり、なかなかの迫力。滝上部にはチョークストーンと言うには、あまりに大きすぎる巨石(8x8m)がドンと鎮座している。日当たりのいいゴーロ床で休憩となり、後方から迫っていた二人組みのパーティーが先行していく。8月の山行は天候があやふやな日が多く、こんなに晴天(暑いほど)に恵まれたのは久々で、贅沢なもので日陰を目指してしまう。
 白毛門岳上空の雲の流れは速く沢筋くっきり、「あそこに登るのですね。」と、呟く朏さん。昨夜コンビ二集配車が来る前に買出しをし、パックたこ焼き・ゆで卵・その他スナック菓子類しか持っていない朏さんのパワーが持つのか…
心配な… 勿論、予備食を分けますよと声はかけているが。
 二俣まではゴーロ&ナメ床が続き、小気味良く高度を上げていき、稜線を見上げて左前方に見える婆岩の姿が段々大きく見えてくる。樋状のナメ床を越えて二俣部にさしかかり右沢へ踏み入り、ナメ床は10mほど続き階段状の滝(2.5m)その後奥の二俣までは勾配のあるゴーロ床が続く、奥の二俣には先ほど先行して行った二人組みが休憩をしていた。
 奥の二俣を左沢へが白毛門岳頂上部へのルート、右沢の方が水量が多く冷たい。ここで休憩を取りつつ水汲みとなる。婆岩の姿は一段と大きくなり、沢筋も傾斜を増し垂直に切り立って見えてくる。少々へばりぎみの朏さん「頂上まであと少しですョ。」、「あと少しですか?」、「ん、ここ登ったらねぇ」、上を見上げた横顔が少々緊張の色が… 一瞬白くなって… 「ここ…」
 奥の二股からは一段と勾配はきつく梯子を登る感じとなる。しかし、ホールド箇所は程よく手を伸ばした先に必ずあり、スタンスも良くリズミカルに登攀できる。スラブ状の乾いた岩肌はグリップ感もよく、着々と高度を上げていき見晴らしが素晴らしくなっていく。少々登った所で一休みを取り、後続のグループ(8名)に追い越してもらう。休憩後もまだまだ続くスラブ登り一歩一歩ゆっくりと詰め上がる。頂上まで50mぐらいで最後の休憩をし、後は一気に頂上へ。
PM12:20白毛門岳頂上到着。頂上部には、先行して頂いた2パーティー(10名)の皆様が休憩をしており、日陰も無くスペースも… とっとと下山開始となる。樹林帯までは距離があり、途中微妙な日陰を見つけ、登山道脇にて爺岩と婆岩を正面に昼食休憩となる。
 ルートマップには、頂上から登山道入口までは2時間の表記。急勾配ではないが長い。途中、風通しのいい休憩場所で休憩をし登山道入口へ、途中「キャー わぁー わはは そーれ!!」となにやらにぎやかな掛け声、沢筋を見るとハナゲの滝に人だかりが… キャニオリングの一行が… ウェットスーツ・手袋・ヘルメット&浮輪の完全装備で一列に上へ上へと。
「なるほど、ハナゲの滝に真新しいボルトが設置されていたのはこの為なのか。」妙に納得した。
下山終了後、河原にて登攀装備の後片付となる。その場にいたお子様たちが気持ちよさそうに水浴び。なんとも魅力的… 手際よく登攀具をザックに詰め込み、パンツ一丁に…「あ~ 極楽。」
本日も無事終了を迎える。(記:小南)

<コースタイム> 
 駐車場発am6:10-東黒沢入渓am6:15-ハナゲの滝am6:40(リード学習-am7:15)-白毛門沢出合部am7:28-二俣部am10:04-奥二俣am10:40-白毛門岳頂上部PM12:20-登山道入口PM15:20

<1/25,000地形図>
茂倉

Pocket
[`evernote` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です