奥利根・楢俣川ヘイズル沢左俣右沢

2010年8月28日(土)~29日(日)
L増田、小南、佐藤琢

 
佐藤琢さんのお試し山行として、異例ではあるが延び延びとなっていたヘイズル沢に行くことにした。5週間のブランクと前夜の深酒寝不足のためペースが上がらない。

炎天下の楢俣ダム湖岸道を、熱中症の恐怖と闘いながら二人にずっと遅れてふらふらと歩く。朝発でもあり、結局ヘイズル沢への入渓は昼前頃になってしまった。
二俣までは噂に違わず、ナメあり滝ありのとてもいい沢。晴天に恵まれて暑く、全身ずぶ濡れになるのが気持ちいい。釜を持つ2mの滝ではコナンちゃんが泳いで滝に取りつき、後続はシュリンゲを出してもらう。明るく開放的な沢で、滝もすべて登ることができて楽しい。
二俣は右俣がとてもしょぼい感じを与える。左俣に入ってすぐにまた二俣。左沢は15mの滝を掛けて出合っている。なるほど、これは左沢に引き込まれるのもうなずける。ヘイズルは二俣までが良くて、後はただひたすら耐えるだけと聞いていたが、なかなかどうして、右沢に入っても意外といい所は続く。しかし次第に雲行きが怪しくなってきて、遠くで雷鳴も聞こえ始めた。空が本当に暗くなってきた15:00頃、ついに決断して右岸の小さな台地に3人がかろうじて横になれる幕場を求める。
タープ張りの作業中に雨が本降りとなり、張り終えた途端に激しい雷雨。沢も増水して濁ってきた。どうせ通り雨だろうからしばらく雨宿りして、止んだら今日中に何とか予定の堰堤上のテン場に行こうかなどと考えていた。20~30分経っただろうか、いきなりゴーという音とともに上流から鉄砲水が押し寄せ、水位が1mほど上がる。本当にあっという間の出来事だった。テン場は安全なところだったので、その様子を眺めて時間を過ごす。
水は引かないが雨がやんだため、本格的にテン場の整地をし、薪を集めて焚火となる。夜は満天の星空で、深夜には月も出ていい天気。
翌日はヘイズル沢のみに計画を変更し、少しゆっくり出発。悪沢岳に詰め上がる予定だったが、それと思しき分岐に来たときに、右はボサがかかって余りにしょぼいので迷う。迷った挙句、開けた本流をまっすぐ登ることにした。水が涸れると露岩になり、藪こぎもなく稜線に出る。後でわかったことだが、悪沢岳に行くには迷った所をしょぼい右に行くのが正解だった。悪沢岳は樹林の中のピークなのだ。稜線に出ても現在位置を勘違いしていた我々は、登山道を左に進み、小至仏山に到着して初めて間違いを知る。登山道を戻り、オヤマ沢田代の分岐から鳩待峠に下る。
私自身はシーズン中の鳩待峠は初めてで、噂には聞いていたものの「鳩待銀座」の賑わいに改めて驚いた。鳩待~戸倉~沼田とバスを乗り継いで帰途についた。 (記:増田)

<コースタイム>
1日目;楢俣ダム車止め(9:15)~入渓点(11:25~11:50)~1300m地点泊場(15:00)
2日目;泊場(7:25)~稜線(11:40)~小至仏山(12:00)~鳩待峠(13:50)

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