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2011/8/19四国:四万十川滑床渓谷 |
2011年8月19日(金)
増田
帰省ついでの個人山行。中学生の頃よく通った地元の山に沢登りとして行ってみようという趣旨だ。
早朝5:00に自宅を出て登山口へ。薄暗い中を登り始める。湿気がひどくあっという間に汗で全身びしょ濡れになる。登り始めて2時間でやっと稜線に出る。この辺りの山は2万5千図にない道がいっぱいあって、昔は地元の登山者が作った地図を持っていたが今はない。林道ができて全く様変わりしたところもあり、慎重に道を選ぶ。昔からの登山道はまだ残っていたが、あまり登られていないようだ。崩れているところはないが、枝や石がそこらじゅうに落ちていて歩きにくい。それでも昔の記憶と地形図を頼りに山を越えてなんとか入渓点に辿り着いた。
三本杭沢は「雪輪の滝」という滑滝で本流と合わさっている。これを登るのだが、その上もナメが連続し、大嵓ノ滝直下までの標高差250m、水平距離で600m程度が連続した滑滝となっている。朝のうちはガス&小雨模様の陰鬱な天気だったが、入渓する頃から晴れ、木漏れ日の中の快適なナメ沢遡行となった。
大嵓ノ滝は上段10m、下段15mの2段直瀑。これは右岸から高巻く。当初はここから引き返して本流を遡行する計画であったが、本流は行きに遊歩道から見てしまって興味が薄れたのと、まだ上部へと続くナメに引き込まれ、結局三本杭沢を最後まで詰めてしまった。
三本杭~八面山~鬼ヶ城というここいら辺りの主稜線を歩いて帰途に着いた。
沢の遡行は3時間程度であったが、さすがに山越えのアプローチには時間がかかり、早朝家を出てから帰りつくまで約14時間の結構疲れる山行であった。
<コースタイム>
8/19 登山口(5:20)~四本松(7:20)~梅ヶ成峠(8:40)~三本杭沢出合(10:20~10:40)~
大嵓ノ滝(12:00~12:25)~稜線(13:55)~鬼ヶ城(16:10~16:20)~登山口(18:50)