西上州:九十九谷右岸尾根

2011年11月23日
L長南、五十嵐、関

毎年、沢の季節が終わりキノコも終わったあたりから雪が降り積もり山スキーに行けるまでのこの時期、山から離れることが多くなるが、昨年の今頃、自転車でふらりと西上州の山にでかけたのをきっかけに上野始発で輪行して南牧川両岸の低山を4回ほど訪れた。

自転車で行けて(というより交通の便が悪いので車でなければ自転車がなかなか便利)、マイナーで人もまばらで、岩峰が多く、山村の風景も美しく懐かしく、登山道もはっきりとしてなくて、そういうところが気に入った。
これは春早く沢から登山道のない山に登ってみるかと考えていたが、春は山スキーに山菜に沢初めということ(なんといっても震災で)で時間が採れず、巡ってまたこの時期にバリエーションルートをいくつか計画してみた。

まず今年は記録があるルートを3つほど挙げてみた。ゆくゆくは自分でルートを引いてみたいものだ。
・小沢岳西尾根(薮尾根・ロープ不要)
・桧沢岳北西稜(懸垂あり・ロープ要)
・九十九谷右岸尾根(登攀道具要)
こんなかなり嗜好の偏りが大きい計画に4人も興味を持っていただけた。天気の関係で今年は九十九谷右岸尾根だけが実現できた。五十嵐さんと関さんに感謝である。

黒滝山不動寺の駐車場に車を止めてお参り。鐘楼で鐘をつき山門からの紅葉を楽しんでから出発。
まずは馬ノ背。梯子や鎖だらけの痩せた尾根から葉を落とした広葉樹の尾根へ。
九十久谷の左岸尾根を下る前に観音岩(絶好の展望台)で西上州の山並を眺めてから九十九谷へくだる。
左岸尾根から九十久谷右俣の屏風のような岩壁を覗く。
とても中間尾根(5ピッチ)を登るのが困難そうだが、この週末、斎藤さんの計画で登ることになっている。なんといっても核心のスラブが30mノーピンの根性ルートなのだ。五十嵐さんとひぃえ~と歓喜とも悲鳴ともつかない声(五十嵐さんが歓喜で私が悲鳴)をあげながら見物する。

右岸尾根の取り付きを探して、畑の横の藪に突入。鈴竹のけもの道を掻き分け尾根に上がると藪のないすっきりとした尾根にでた。目の前の岩壁を見ながら休憩して準備。基部はロープなしで問題ない。
1箇所だけロープを出す。ここは左から巻いて通過できそうだった(でもここを登らないとバリエーションルートにはならないくらい他になにもない)。フリクションが効かない風化した岩ですべりやすく悪い登攀となる。 底の固いアプローチシューズだとつらい。ここは悪場の女王、五十嵐さんにバトンタッチして登ってもらう。
それ以外はバリエーションといえないくらい楽で薮のない快適な尾根でした。

再び馬の背を下り不動寺に戻る。時間も早いので道の駅に寄り(下仁田ネギうまかった!!)、桧沢岳北西稜を眺めて、湯の沢トンネルを上野村へ越え、上野村の塩丿沢温泉(国民宿舎やまびこ荘、ナトリウム-塩化物冷鉱泉、600円)に入ってから志賀坂峠越えで秩父経由の下道から帰ってきました。

九十久谷右岸尾根は「ちょっとだけ」バリエーションって感じ。この時期にハイキングだと物足りないときに日帰りで行けるバリエーションルートは他にも西上州に結構あるので面白いと思いますよ。(記:長南)

<コースタイム>
黒滝山不動寺駐車場835-940観音岩1005-1045右岸尾根取付1315登山道-1335駐車場

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