山域: 上州武尊山(中退)
日程: 4月21日
参加者:L守屋
3度目の上州武尊山でこの尾根ルートでは山頂に届かないことがわかった。
上州武尊山には標高2000mから2050mの間には岩稜帯が走っている。前武尊から剣ヶ
峰、武尊田代からの北東尾根の場合のトラバースを避けたいのでこの尾根を選んだ
が、やはりここにも岩稜帯が走っていた。
前回と同様西俣沢出合いに駐車し、林道終点から小沢を遡る。小尾根を乗越して行く
のがプランであったが、そのまま登って2103mからの東尾根に出てしまった。針葉樹
林マークで帰りのルートファインディングがおっくうに思えたからだ。
1月に来た時は1700m手前で尾根が細くラッセルも膝まできたので引き返したが。締
まった雪は快適で荒砥沢側にできた雪屁も安定していた。本来はここから西俣沢支流
の大トラーバスなのだが谷が深く斜面も急に思えて稜線を行ってしまった。1840m地
点に出たところで行く先にやっぱりここにも岩稜帯があるのを発見。とりあえず行け
るところまで行ってみることにした。
1930m地点まで行って荒砥沢源流を遡って稜線に出ようと沢に入る。上部からデブリ
が出たあとがあり引き戻す。反対側の西俣沢のトラバースはかなり下ってから尾根を
乗越さなければならず、本流のカールに入る必要がありかなりのロスになる。ここへ
行くにはルートはやはり2103mからの東尾根の1700m地点から水平にトラバースして
乗越すしかない。(たぶんこれがクラシックルートだと思われる)
帰りは雪屁と針葉樹の煩わしさを避けて荒砥沢側を快適に滑って尾根にもどった。
スキー場から前武尊から行くのは簡単だが人も入るのでいまひとつ気がはいらない。
手小屋沢から行くのは日帰りでは厳しいし泊りで行くには中途半端、電車で行って西
俣を下るのも交通機関が問題になる。なかなか届かない上州武尊であった。
時間:西俣沢出合い1000m地点6:20−1930m地点で休憩10:40ー西俣沢出合い12:00
(守屋 記)