会山行の担当になり、場所をどこにするか悩んでいた時、GWに高原山に行こうとして中座した話から、高原山周辺の沢にしようかということになった。長南さんが探してきてくれた地元山岳会の記録をもとに、5月のヨロイ沢の時に下見をし、また野湯チームはこの辺りの野湯探しをするなどして土地勘を深めていった。ルートをいずれも箒川の支流で赤川、鹿股川スッカン沢、鹿俣川桜沢、赤沢の4本に絞り、コナンちゃんと琢摩君にリーダーをお願いして準備が整った。結局コナンちゃんが不参加となり、1日目6人(3人×2P)、2日目5人(1P)で二日間で3ルートを登った。
赤川は下部の退屈さを上部の滝と瀞、淵で補っている沢。スッカン沢は何もないが森がきれいで釈迦ヶ岳へ突き上げる長い沢。赤沢は一番期待していなかったが、多くの滝を架け、個人的には結局一番面白かったのではないかと思われる沢だった。琢摩君の初リーダーも成功裏に終わった。あまり馴染みのない山域にこうして集中的に入るのもなかなか楽しいものであった。