奥飛騨:高原川沢上谷


日程:2012.7.14
ルート:奥飛騨・高原川沢上谷
参加者:L斎藤、増田
前夜は国道158号沿いの快適なバス停でビバーク。雨は降り続いていたが、朝には止んでいた。
国道を外れて恵比寿峠方面へ向かい、丹生川ダムからトヤ峠を越えたところが沢上谷である。林道工事により途中で通行止めのため、支度をして入渓点までの少々の下りを歩く。沢は昨日からの雨のためにかなり増水していて入渓をためらったが、行ける所まで行ってみるかということで入渓。
岩盤の発達したナメ主体の沢なので、普段なら快適であろうと思われるが、今日は川幅いっぱいのナメを勢いよく水が流れており、ぼんやり足を置くと撥ねられそうで緊張する。水深10cm程の水流に足を置くと、跳ね返った水で下半身はずぶ濡れになる。
大滝は川幅いっぱいにものすごい水量を落としていて圧巻。少し戻って左岸の明瞭な巻き道をかなり上まで辿ると、水平道にぶつかる。大滝を超えたと思しき所で左岸の枝沢沿いに下るが、本流のナメの勢いが強く、そのまま流されるとやばいので、ロープを使って慎重に懸垂して渡渉する。その後はひたすらナメナメナメ。二俣までナメが続き、左俣に入ってゴーロで一旦だれるが、やがて再びナメの連続。適当なところで左岸の道に上がってお終いとした。
ナメ沢というのは概して快適・癒し系であるが、そうあるためにはある程度水量が少ないことが条件であることを改めて痛感した遡行だった。帰りに恵比寿峠のところにある「恵比寿の湯」に入った。少し鉄錆の匂いのするヌルっとした感じのいいお湯でした。
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