2012年9月15−17日 L長南、佐藤、五十嵐、小南、佐藤琢
前夜、小出の道の駅で前夜祭&仮眠。
15日、天気よし。
羽根川の林道を入れるところまで(柳沢出合あたり)入り車をデポ。
その先の林道は草茫々でクモの巣との戦い。
キンカ沢を明神山から南東に延びる尾根を620m付近で東の沢の右俣へと乗り越し上の大沢へと下降。
黒又川第二ダムのバックウォーターは後退していて上の大沢出合より下流。
黒又川本流の下部ゴルジュは水量が多いと難しそう。水量が少なかったので水線沿いに突破(左岸に踏み跡があるそうだ)。
赤柴沢出合にテントありその先で釣師3人を抜く。
黒又川のゴルジュで時間を食ったので予定のビバーク地まで無理かと思ったが、その後、特に悪場もなく14:30にテン場予定に着。
空広く、景観よく、薪豊富で、台地のテン場と理想的なビバーク地だった。
今シーズンはじめて竿を出す。佐藤さんと4匹キープして刺身にした。
夜半、星空に遠くで稲光が光っていた。
月が出てなかったので天の川も見え満天の星空に五十嵐さんの解説が入る。
16日、おそらく最後のビバーク地が地形図上ダワノ沢あたりなのでゆっくりと出発。
峠の沢あたりに山越えの道がおりてきているはずだが、それらしい痕跡は見つからなかった。
昼前に着いてしまうんじゃないかと思ったが、ダワノ沢手前あたりでゴルジュなどがでてきて結局14:30着。
整地、造成して快適なビバーク地を得る。
今夜も晴天。若干狭くなった夜空で星座観察。
17日、朝暗い内から起き出す。炎天下での薮漕ぎを避けるために早めに出発。
グイグイと高度を上げ、最後の二俣を左に入り未丈ヶ岳北面1470m付近に詰めあがる。潅木の薮をしばらく漕ぐとひょっこりと未丈ヶ岳頂上に出た。
少し下の草原で大休止。頂上からタクシーを呼んで下山。
フェーン現象で茹だるような暑さには参った。しばし水頭沢で身体を冷やしてから登山口まで。
タクシーで車を回収して、中子沢温泉で汗を流して、薬師でへぎそばを食って大渋滞を北関東道−東北道でエスケープして帰京。
3日間、晴天に恵まれ毛猛の沢を満喫、やっと未丈ヶ岳に登れました。
赤柴沢は毛猛にしては困難な箇所もなく、それでいて両岸高く枝沢にかかる細く高い滝などの景観は毛猛らしさがあり楽しめました。
黒又川を下らずわざわざ沢を繋いだので、久しぶりに沢旅っぽさを味わえました。 (記:長南)
<コースタイム>
15日 林道デポ地点700-750キリノ沢-845鞍部900-925東の沢940-1030黒又川-1215オオフルッコ沢1250-1310赤柴沢-1340一丿沢-1415二丿沢-1435BP
16日 BP745-800峠ノ沢-820三丿沢-1350ダワノ沢-1420BP
17日 BP625-735奥の二俣750-940未丈ヶ岳-草原1025-1345泣沢登山口
<1/25000地形図>
大湯、未丈ヶ岳