南ア:尾白川鞍掛沢乗越沢

日程:2012922

ルート:南ア・尾白川鞍掛沢乗越沢

参加者:L斉藤、増田

 

前夜は駒ケ岳神社登山口の駐車場にテント泊。早朝ゲートに着くと既に何組かの沢登り、釣り、その他の連中が出発準備中。他の沢パーティーよりも先にと準備をして出発。林道終点から悪い道を下り、初めての尾白川に降り立つ。少し歩いて女夫滝の上で小休止。その少し上で本谷・黄蓮谷を分け鞍掛沢に入る。白い花崗岩のナメや小滝、時々現れる釜の水が日に映えてとてもきれいだ。

乗越沢は8mの滝で出合っている。濡れてぬめっているが、傾斜の緩いバンドをジグザグに登る。アクアステルスの斉藤さんはぬめりを嫌って乾いた岩のフェースを選んだ。その後も中程度の滝が連続し、快適に登ることができて楽しい。記録未見の沢だそうだが、なかなか良いではないか。沢が大きく東に向きを変えると滝場がなくなり、アザミだらけのゴーロとなる。本来は何もないまま開けた鞍部に出るはずが、右のルンゼに迷い込んでしまったようで、最後は壁となっている。岩盤は風化花崗岩で脆く、樹木も腐って足元が崩れやすくとても悪い。斉藤さんに先を登ってもらい、お助けシュリンゲ1回、ザイル2Pでようやく鞍部の少し南の登山道に出た。どこで迷ったものか?今年はこんなミスばかりが続いている。

荷物を置いて展望台までピストン。甲斐駒を目の前にしての絶景ポイントだ。今日はガスがかかって山頂付近は見えないが、黄蓮谷、尾白川本谷を眼前に臨み、しばしその眺めを楽しむ。戻って件の鞍部に着いてみると、正解ルートであればやはり穏やかな源頭であった。さて、これから下る唐音沢はと見ると、地形図から見て取れる穏やかな地形とは異なり、上部が崩壊し56mの泥壁となっている。しかもその崩れた岩屑と樹木が下流を埋め尽くし、見える限りガレと倒木の沢。当初はここを下り、適当なところで焚火をと目論んでいたのだが、急速にやる気が失せて下山することに決定。泊まりの荷物を担いでのごくろうさんの歩荷訓練となった。

日向山〜大岩山の登山道を途中から錦滝方面に下り、朝通った林道に合流して終了。武川の湯で汗を流して帰京した。

 

<コースタイム>

ゲート発(6:15)〜尾白川入渓(7:40)〜女夫滝上(8:008:15)〜乗越沢出合(9:459:55)〜鞍掛山のコル(13:00)〜展望台ピストン〜鞍掛山のコル(14:00)〜錦滝(16:20)〜ゲート(17:00

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