南ア:尾白川黄蓮谷右俣


2013年10月6日(土)〜8日(月) L佐藤、タクマ
6〜8日の三連休、6日が仕事かと思っていたら急遽休みが取れて、佐藤さんに導かれる様に黄蓮谷へ。
<1日目:10/6
のんびりスタートで日向山登山口を出たのが11時25分、林道をしばらく歩くとトンネルが現れる。
このトンネル、夜に絶対通りたくないな。。。 トンネルを3つ越えて林道終点から急な道をフィック
スロープに助けられながら尾白川へ。この道、帰り登るのかと思うとゲソっとしたが尾白川の花崗岩
の真っ白さに顔はニヤニヤしていた。
黄蓮谷は沢の本に上級と書いてあったので私ごときがまともに登れるのか心配だったが本の中の写真
よりも白くてキレイな岩肌にすっかり魅了されて上級コースなんて事は影を潜めて、もっと先を見たい
気持ちで遡行スタートを迎えた。
しばらく歩くとようやく滝らしい滝が出てくる。これが夫婦滝か?滝の左側をフリクションを効かせて
上がっていくのだが上部の核心部に目新しい残置シュリンゲがあって楽に上がれた。
どうやら先行パーティーはいるようで、その先行者が残置したのではと、、、アリガタヤ!
滝を登ったらエメラルドグリーンの大きな釜があり、今回の沢登りのなかでこの釜が一番キレイだった
と思う。このエメラルドグリーンの釜で泳ぎたかったが心惹かれながらも先に行く事にした。
尾白川の岩はツルツルでただ歩くにも気を使う。これが思いのほか疲れを蓄積させていく。
ツルツルしながらワイヤーがかかる滝を右岸から巻く。
巻き終わるとスグ次の滝が、川を跨いで左岸から巻いた。この後も滝がドンドン出てくる。
基本右岸巻きが多いが右に左に楽しい所である。残念なのは岩がナメツルなので登れる滝が少ないと
いう事か。ルンルン気分でナメツルを楽しんでいたら先に先行パーティーらしき人が見えた。
沢登りをする人達は沢で人に会ったらテンションが下がると思うのだがご多分に漏れず、私もテン
ションが下がってしまった。人気の沢だからしょうがないか!
ここは尾白川本谷との出合、どうやら先行者はこの出合をテン場とするみたいだ。テンションは
下がったがダブル佐藤はテン場を探しに先を急ぐ事にした。黄蓮谷に入ってスグ10mの滝を
右岸からかわし、しばらく行った所にいいテン場があったのでツエルトを張った。
携帯の電波が入ったので予報を見たら、くもり時々雨、、、
夜中に雨が降り出してきてダブル佐藤のテンションはズルすべり、、、
<2日目:10/7
2日目の朝、天気がどうも喜ばしくない。しかしそこはダブル佐藤、テンションを徐々に高めていき
出発した。(テン場はそのままにして、当日戻ってくる予定だった)
まもなく千丈滝が現れた。見所はあるがこれはまだ序章に過ぎなかった。千丈滝を右岸から軽く巻き、
しばらく行くとおぉ見事な坊主滝!これどうやって登るんだ?と見ていたら滝右のガレ沢に2人組の
パーティーが、まだ先行者がいたか。さすが人気の沢。2人組の後を追い右ガレ沢から坊主滝を巻いて
落口へ。この先は開放的な連瀑帯、気持ち良くドンドン登る。登った先が左俣との出合、左俣の方に
イイ滝が架かってんなあと思いながら、さあ右俣だと進んだ瞬間10mの登るのがイヤラシそうな滝、
どうしようか悩んだあげく左岸から巻く事に。その時、先ほどの2人組が遅れてやってきた。この2人
は若い男達どうやらこの滝を登るみたいだ。2人組を後にダブル佐藤は左岸を巻き始めたのだが、巻き
道が不明瞭になってきて沢側がスッパリ切れている。どうやって降りるんだと、えっちらほっちらして
いると沢から声が聞こえてくる。2人組は何とか登ってきてるみたいだ。コチラも懸垂下降の目途をつ
けセットして沢にザイルをエイヤっと投げおろしたら、下から罵声が、、、 水の音で良く聞こえない、、、
かすかに「ロープ!ロープ!」と言ってる様な、、、 考えられるとしたら2人組のリードの終了点が
ウチラの懸垂下降地点、、、 まあ沢ではよくある事だろう!と開き直ってザイルを回収して2人が先
へ行くのを待つことにした。しかし、これが30分以上待たされて寒いのなんのって、、、まあ沢では
よくある事だろうとオニギリをほうばった。無事、懸垂下降も終わり進んでいたら滝を一段登った先
で先ほどの2人がザイルを出して準備をしていた。2人の所まで登って先を見ると、おぉ見事なスラブ
滝が目の前に!どうやらここが奥千丈滝らしい。2人がザイル準備している横を通り過ぎ佐藤さんが
濡れそうなワンポイントをさっさと登ってしまった。私も後追いで登るがココを濡れないで登るのムリ
!となりビショビショに濡れながら突破、、、ステルスとフェルトの違いだったのか、技術の差だったの
か、、、 その後右側のブッシュが生えているキレ目沿いにうまく登った。それにしても見事なナメだ。
この頃から紅葉づいてきて風景が楽しくなる。振り向けば下界も見える。あぁこれで晴れていれば最高
なのになあ。この後スラブをバンド伝いに渡り連瀑帯へ。奥千丈滝から先はしばらく左岸側を行く事に
なる。難しい所もなくドンドン登ると行き詰る滝が出てくる。この滝は左側を適当に登るのだが念の為
ザイルを出して登った。簡単そうなので私がリードやらさせてもらう事にした。登ると所々残置ハーケ
ンがあって安心して登れる。のだが、立ち木に取ったATCの支点が適当だったのにもかかわらず佐藤
さんをフォローで上げてしまい、反省。
これから難しい所は特に無いのだが岩がツルツルなので登りづらい。源頭に近づくにつれ紅葉は終わり
かけてきた。右、右に進路を取っていき最後の分岐を左に取ったら山頂直下のコルに出た。
ガスガスであったが記念に甲斐駒山頂に行きハイポーズ、黒戸尾根を下りた。本来だとこのまま五合目
から黄連谷へ降りてベースにしたテン場に戻る予定だったが時間が押していて七丈小屋に泊まる事に
した。寝具付の第2小屋の外テラスで鳳凰三山を見ながらカンパイした。
<3日目:10/8
七丈小屋を後にし、五合目から尾根沿いに沢へ降りた。最初、明瞭だった踏み跡だったが次第に不明瞭
になり、やがて消えた。地形図では幅広い尾根なのだが実際は小さな尾根の集合体でわかりづらい事こ
のうえない。ルートファインティングが重要になってくる。そこは佐藤さん、経験でテン場ドンピシャ
に降りたった。感動ものである!後は来た道を戻るだけ。しかしなんだなあ最後の日だけすっごい晴れ
! 花崗岩が更に白くキレイに、水はエメラルドグリーンを更に濃く。
晴れの尾白川は鳥肌もんです。
支点の取り方やルートファインティング等等、反省たくさんあったけど、、、
次はドピーカンの黄連谷をリーダーで行きたいと思います!
(記)タクマ
<コースタイム>
{1日目}日向山登山口(11:25)〜尾白川入渓(12:42)〜ワイヤーの滝(13:36)
     尾白川本谷(15:10)〜テン場(15:45)
{2日目}テン場(7:40)〜二俣(8:15)〜奥千丈滝(9:28)〜奥の滝(12:58)
     山頂(14:45)〜七丈小屋(16:20)
{3日目}七丈小屋(7:40)〜五合目(8:10)〜テン場(9:25)〜鞍掛沢出合(12:00)
     日向山登山口(14:00)
<地形図> 長坂上条、甲斐駒ケ岳

 

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