北信:野沢温泉〜カヤノ平〜竜王スキー場


日程:2013年3月9日〜10日
ルート:野沢温泉スキー場〜カヤノ平〜竜王スキー場
参加者:L増田、長南

野沢温泉スキー場のトップ(毛無山)についた時には昼近くになっていた。よく晴れている。今日は暑くなりそうだ。毛無山からの下りで早速本日一回目の転倒。雪質は先週の会津駒の様にはいかないようだ。鞍部でシールを着け、昼飯を食べて出発。雪はここ数日の好天・昇温で固く締まりラッセルはない。アップダウンを繰り返しながら順調に進む。さっきまで付きまとっていた鬱陶しいスノーモービルの軌跡もどこかへ消えて、無垢の雪原を快適に歩く。地形的に少しおかしいなと思っていると、予定ルートを外れて大次郎山に着いてしまった。まだ時間もあるし、これもよしとして眺めを楽しむ。鳥甲山や岩菅山、焼額山、カヤノ平などがよく見える。
コースに戻るとまたモービルの轍。奴らが正解だったか。ちょっと悔しい。アップダウンを何度か繰り返し、北ドブに滑り込む。時間は16:00.まだ先に行けるがいい時間だし、いいテン場なので今宵の宿はここに決める。二俣のあたりにほとんど雪に埋もれた東屋があり、その近くにテントを張った。暖かく、風もなく、満天の星の静かな一夜だった。明日は早いので早めに寝ようと思っていながら、いつものように夜は更けていった。
翌朝は晴れてはいるが低い位置には薄く雲がかかっている。予報では寒冷前線通過の末端に当たるため、昼頃から天気が崩れるはず。早めにゴールしたい。北ドブから右岸の大地に上がり、尾根を南下するとカヤノ平キャンプ場の平原に出た。立派なロッジが立っている。冬季解放していればなあ。(無理か)
平原を横断して林道に出て、林道をしばらく行ってモービル跡に導かれるように左の斜面に取り付く。斜面をひたすら上り広い尾根に出てから南西に方向転換する。雨がポツリときた。登り切った辺りで急にガスがかかり視界が悪くなった。気温も急激に低下。高標山への尾根を分けてからひたすら南に向けて下っていると下からエンジン音。ガスの中で轢かれてはかなわない。脇によけていると5台のモービルが登って来て通り過ぎて行った。排気ガスの悪臭が鼻を突く。
鞍部を超えて剣沢ダムと思しきあたりを横断し、沢筋から右岸の尾根に上がり林道にぶつかる。このころになると雨は横殴りの粉雪に変わっていた。さっきまで下着一枚だったのに今や真冬のフル装備だ。春山特有の天気だねー、などと思いながら林道を登って行き、T字路を右に曲がって林道を離れて左の緩い斜面に取り付く。斜面をひたすら南に登り、1750m辺りで南西に方向転換。モービル跡は谷の方に向かっていた。奥志賀高原スキー場の方から来ているのだろうか。
我々はまたひたすら登る。傾斜が緩くなるとワカン(スノーシュー?)、スキーのトレースが出てきて、赤テープもそこらじゅうに巻いてあってなんだかよくわからなくなってくる。しばらくうろついていると竜王スキー場トップのリフト小屋が見えた。ケーブルは動いているがリフトが取り外してあるという不思議な状態。シールを外して営業していない緩斜面のゲレンデを滑る。これがこの山行中唯一の快適な滑りだった。ゲレンデ末端から少し登り返すと竜王ロープウェーの山頂駅。係りの人がいて今日はやはり強風のため上部の営業は停止したとのこと。
ここからの下りが最大の難所だった。北に向かって尾根上の緩斜面を下り、途中から西に転換して急斜面を下る。ガリガリの急斜面をトラバースしなければならず、また所々雪崩れて雪がずり落ちて割れている。私はスキーを脱いで下ったが、長南さんは根性で履いたまま下っていた。後で聞くと初めてキックターンで恐怖を感じたとのこと。最悪のコースというかスキー場か?これでも。下部は確かに営業していたが、ここでも雪質はガリガリ。もう二度と来ることはないだろう。スキー場のバスターミナルは格安バスツァーの若者でごった返していた。その片隅で荷物を整理し、長野行のバスに乗り込んで帰途に就いた。
長野からの新幹線で、駅弁をつまみにビールを飲みながら今回の山行を振り返った。全体を通してアップダウンが多いため、シールをつけっぱなしで快適な滑りはなく、モービルの跡が煩く付きまとい、カヤノ平自体は針葉樹林でそれほど快適なところではなかったが、それでも積年のルートであり、長距離を歩き通した満足感に浸っていた。

〈コースタイム〉
1日目;毛無山(11:50)〜大次郎山(13:50)〜北ドブ(16:00)
2日目;テン場発(7:20)〜カヤノ平キャンプ場(8:00)〜剣沢ダム(11:00)〜竜王スキー場トップ(14:20)〜スキー場下(15:30)

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