日程:6月1日(土)
ルート:安達太良・高森川仏沢
参加者:L増田、佐藤、長南、松之舎、小南、琢摩
当初は初日に湯川渓谷、二日目に仏沢を考えていたが、順序を逆にして初日に仏沢に入った。ここはタケノコ採りのメッカであるが、今年はまだ数が少なく、すれ違ったおじさんの話では来週あたりが適期とのこと。スキー場の駐車場に車を止め、踏み跡をたどって入渓。最初はゴーロばかりのつまらない沢だが、途中に一か所10m程度のきれいなナメ滝を見ると、そこから沢が纏まってくる。ナメが続いてなかなか快適。しかしそれもほどなく終了し、あとは両岸からボサが被り、流れはうねうねと蛇行する。ボサをかき分け進む鬱陶しい渓相が続き、残雪に飛び出す。残雪を行けるところまで歩き藪を漕いで登山道に出た。登山道を箕輪スキー場方面に向かい、最後はゲレンデを下って駐車場に戻った。
宿は赤湯温泉。名前の通りの赤いお湯が売りで、湯冷めしにくく湯上りの乾きが早い。宿はマニア受けのする鄙びた自炊宿で(もちろん食事付もあり)、あまり一般向けとは言えないが、我々には十分満足できるところだった。宴会中、隣部屋の一人湯治の爺さんが「寂しかったよー。」と言って乱入してきた。松ちゃんの30年後を見たような気がした。
二日目は、北の高気圧から吹き出す北東風のため朝から冷たい霧雨となり、急速にやる気を喪失し湯川は中止。結局、佐藤さんと琢摩君は沼尻元湯、残りのメンバーは二人を待つ間、沼尻スキー場のロッジで入浴し、前のテラスで宴会。ここの宿の源泉は当然沼尻元湯である。強烈な硫黄臭の白濁湯で湯力が強い。安達太良の西側は天気がよく、でも風はひんやりして心地よい宴会となった。