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2014/8/2釜川ヤ ド沢 |
期日:8/2(土)
場所:上信越・釜川ヤド沢
参加者:L佐藤(広)、松之舎、吉原
心強いメンバーを得て、当初は1泊の計画だったが、雷雨の雲行きもあって、結局、日帰りとなった。 さて、金曜の夜は、十二峠の通行止めというアクシデントはあったが、12時過ぎに越後田沢に着き、仮眠。
翌朝、林道ゲートに着くと、既にヤド沢に行くという1パーティが準備している。我々も準備を始めると、さらに2台の車が到着。なかなかメジャーな沢という感じだ。 取水堰堤から入渓し、二俣(左俣出合)で先行された8人パーティに追いつく。すぐ奥の3mCS滝の釜は足がつかないが、右壁沿いに越す。
続くトロを先行パーティが泳ぎ始めているのを横目に高巻き、追い越した。トロで浸かったりしていきナメ床になると、程なく三ツ釜だ。何度見ても圧巻な景色。下段は右のリッジ、上段は左から登る。素晴らしい景色を見ながら1本とる。
さて、ヤド沢はナメ滝を皮切りに連瀑となる。15m、20mと吉原さんリードでサクッと越すと、幅広の30m滝。これも左のリッジから取り付いて越す。なかなか楽しい。続く8mは巻くが続く3段14mは上段が一見登れなさそうだが、行ってみると見た目ほど難しくなかった。
50〜60mの大滝は残念ながら登れず、軽い食事の後に右から巻く。すると、まだ1時前なのに俄雨。暫し雨宿りの後、4段20mを越すと連瀑帯が終わり、穏やかになる。
時たまナメがあったりの沢を進むと二俣だ。小松原小屋が源頭の本流を進むとヤブっぽい平凡な流れ。いいテンバもなくモチベーションがすっかり下がった頃、林道に着いた。ヤブっぽい沢を遡行する意欲がなくなり、湿原の登山道を小屋までということで林道を進む。
しかし、登山道の入り口に着く頃には、暗雲が立ち込め、雷も鳴ってきた。さらにモチベーションが下がり、車に戻ることに決定。1時間程で車に戻るが、途中で雷の運動会になり凄い雷雨。林道が川になったりで、雨具を着るもズボンはびしょ濡れ。川原に泊ったら、たき火もできず、増水したろうなあと思いながら帰路に着いた。
実際、魚野川をはじめ、沢や川は真茶色だった。
ヤド沢は20年位前に一度遡行したが、霧で大きな滝が落ち口まで見えず、巻ばかりだったので、今回は遡行後に雷雨となったが、とても満足のいく山行となった。 佐藤記
<コースタイム> 林道ゲート6:45 堰堤7:00 二俣8:00 三ツ釜上9:30〜9:50 大滝下12:05〜12:25 大滝上12:50 二俣13:10〜13:30 上の二俣13:50 林道14:35〜15:20 湿原入口15:50 林道ゲート16:50
<地形図> 赤沢、苗場山