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2014/09/27 谷 川:湯檜曽川大倉沢 |
日時:2014年9月27日
ルート:谷川・湯檜曽川 大倉沢
メンバー:L小南・稲葉・関
前夜、JR土合駅にて仮眠をとり、am3:30起床し白毛門駐車場にて準備支度し、am4:30入渓点を目指し、一路登山道をヘッドライトを灯し歩き始める。
武能沢を下り湯檜曽川魚留めの滝付近にam6:11着、am6:30大倉沢へ向けて遡行開始となる。十字峡にam7:35着、一息入れ、am7:55大倉沢遡行開始となる。参考にしたネットの記録では、F1〜F15と写真付きで解説してあり、記録を思い浮かべながら目の前に現る滝群を越えていく。
F1〜F4まではなんら問題なく直登、F5は見るから直登出来ず、右側に踏み跡がある泥壁崩れを踏んで行くがもろい。なんとか確保が取れる所まで行き、枝木をまとめロープを出し後続の二人に上ってもらう。滝の落ち口に残置があり、草で隠れていたが、一段上がってトラバースがルートとの様だ。F6は若干高さはあるが左側よりガバを拾い直登する。しばらく進むとF7,35m大滝が見えてくる。一見、おいおいと思うが、右側から踏んで行けるルートがある。遠目からは、傾斜が緩く見えるが意外に立っていた。大滝の1/3のテラスまでフリーで登り、そこから先はロープを引き登り、後続にはタイブロックを使って登ってもらう。後続から単独と思われる方があらわれる。
しばらくは、穏やかなナメ床で小高いナメ滝群と言うところであろうか。沢筋がS字状に左右へと曲がるF8,9、前方には水路状のゴルジュ、奥にはCSの滝が現れる。ここの突破は、ネットに書かれている記録も、「右側から一段上がり微妙なトラバース」、「左側から巻き気味に壁を上がりバンドをトラバース」と、とりあえず左右どちらでも行けるということではあるが、どちらも悪いし最後が微妙な… F7大滝で出会った単独の方は、「空荷で右側落ち口にトラバース…ですかね」とのこと、しかし、左側の壁に取り付き一段上がってを選択。 あらら、仕方ないので右側落ち口へのルートを模索しアタックとなる。 ほぼ直の壁をカバを探り、一段二段と上がり細い短いバンドを一歩二歩トラバース、ここから一段下がらないと落ち口に下りられないので、後ろ向きの微妙な態勢から、短い我が左足を… 多分踏めるであろう… あった! 両足で立ち直し、斜めった体を起こして一息、あとは落ち口脇の縦溝上に挟まる岩の上にザックを上げ、両手を伸ばし体を持ち上げ力技で登りきる。後続はロープで引き上げる。
TP1368の二俣で左へ進むはずが、左からの出合部がぱっとせず見落としてそのまま進んでしまう。朝日岳直下への詰め上がりルートのはずが若干ではあるが手前になってしまう。水量的にはこちらの方が多いい。地形図的には若干詰まっている。あとは何もなく… 無く、二三ヶ所微妙にいやらしい、残置後一点あれば… がお出ましになる。 頑張ってへつりルートを示すが後続はにロープを出す。
水涸れも近づき、笹藪が覆いかぶさり始めると、沢筋も途切れ途切れ。ルートを選びながら笹藪を掻き分け登山道TP1820付近にpm14:30詰め上がる。ガチャ類を外し、足周りも 下山用のアプローチジュースに履き替え、ストックを持ちpm15:00下山開始となる。笠ヶ岳にpm15:35、白毛門岳にpm16:23、 白毛門からの下りを陽があるうちに下れ、樹林帯入口付近の松ノ木沢頭にpm17:07。
しかし、樹林帯に入ると夕暮れ時は薄暗く足元も暗い、 ヘッドライトを灯して行く。pm17:30を過ぎると暗闇の中の下山となり慎重に足元を確認しつつ進み、pm18:33登山口に無事到着。
イメージしていたよりは、 難易度は感じられなかったが、 さすがに谷川系で 開けた気持ちの良い遡行ではある。 ちょっと休憩回数や時間を取りすぎと入渓までの長さと下山の長さ&急勾配で、行動時が14時間と長くなってしまったが、 お付き合いくださったお二人に感謝である。