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2014/10/04 越 後:北ノ又川滝ハナ沢 |
ルート 越後・北ノ又川滝ハナ沢
日 程 2014年10月4日(土)〜5日(日)
参加者 L佐藤、五十嵐、関
10/4 雨のち晴れ 予報によると、新潟は台風の影響が日曜の夕方からで、雨は土曜の朝に残るものの、何とかなりそうなので、東京を出発。水無川北沢へ行くべく、前夜に水無川森林公園で仮眠したが、朝起ると雨が降っている。当分やみそうもないので早々に諦め、10時位までに雨が上がれば、初日の行動時間の短い滝ハナ沢へ転戦できると目論み、銀山平へ向かった。下界へ降りると薄日が差すも、シルバーラインを出ると、再び降っている。が、目論見通り、9時頃には止み、雲が上がり始めた。北ノ又川はそれ程増水していないし、予報によると、明日の雨の降りだしは15時位とのことで、2人に身支度を促す。
白銀の湯からそのまま車道を進むとわずかで坪倉沢。沢を下るとすぐに北ノ又川本流に出る。少し濁りが入って水量も多いが、滝ハナ沢出合までだ。始まった紅葉と、ときたま大イワナが泳いでいるのを見ながら遡行していくと、イワナ沢の先で圧縮されたゴルジュとなる。このゴルジュは箱淵のようで、左から踏み跡に従って巻く。その先を右から小さく巻くと、わずかで滝ハナ沢だった。本流は白濁していたが、滝ハナ沢は澄んでいる。この出合で昼食とした。
さて、滝ハナ沢は穏やかに出合っていたが、すぐにナメ床となる。少し進むと登れない3m滝があり、続く5mと一緒に巻いた。その後は小滝が続き、なかなか楽しい。広河原までは、胸までは浸かる落ち込みが1か所あり、左から巻いて懸垂した。広河原はそれ程広くはないが、所々テン場適地があり、我々は一番上流の雪渓が見える草地に張る。
10/5 曇りのち雨 朝一から末端が崩れている雪渓だ。雪渓に上がりづらいので、少し右を巻き懸垂で降りる。巻の途中から雪渓の先に滝が見えるが、40m滝だろう。近づくと、その滝で雪渓が終わっており、ガイドブックの写真と違い上部の1/3、15m位しか見えない。この滝は雪渓に枝を埋めて末端から中段へ懸垂で降り、そのまま登った。その上の2段のナメ滝を越すと、ブロックと雪渓が再び見える。この雪渓もうまく取り付けず、左から巻いて懸垂で降りる。すると、延々と続いており、少し行くと紅葉の美しいスラブと遥か遠くに滝が見えた。所々、傾斜の強い雪渓をひたすら歩き近づいてみると、この滝は二俣で、右にこれから登る右俣が見えた。幸い、雪渓から出合の滝の右壁に取り付け、胸をなで下ろす。この連瀑の巻きを懸垂で降り、再度の連瀑下で一息入れるが、ブロックがあるうえ雨で寒くなり早々に出発。最初は右壁を登って行くが、トイ状が登れず右を巻き、水の流れているルンゼから懸垂。すると、奥には直登できそうもないトイ状の滝。その先には黒い大滝が見える。右の側壁から五十嵐さんリードで、またまた巻き。登ってみると黒い大滝も直登できそうもなく、時間も押してきたので、そのまま延々と尾根を登る。途中からさっきのルンゼの上流と思われる小沢を詰め、登山道に出た。
雨とガスの中、早々に下山を開始する。北ノ又林道へ降りる登山道を行くが、暗いことや林道の橋が落ちていることもあり、なかなか時間が掛ってしまった。
2通関前のデトノアイソメにスノーブリッジがなかったのに、滝ハナ沢はなかなか雪渓の多い沢だった。
(記:佐藤)
<コースタイム>
10/4 白銀の湯(10:20) 北ノ又川入渓(10:40) 滝ハナ沢出合(12:45〜13:25) 広河原(16:45)
10/5 泊場(6:55) 二俣下(9:20〜9:50) 二俣上連瀑帯下(10:50〜11:20) 登山道(16:00) 林道(19:10) 車(19:55)
<1/25,000地形図>
八海山