奥日光・外山沢川緑沢


2018/10/07 奥日光・外山沢川緑沢

日程:2018年10月7日〜8日
ルート:奥日光・外山沢川緑沢
参加者:L増田、小南

台風25号の影響で大井川方面の天気が今一つなので南アは中止。女峰山に日帰りハイキングにでも行こうかと地図を広げていて、昔行った外山沢川の庵沢から隣の緑沢と目が移り、日・月は天気が良さそうなので、どうせなら泊まりの沢に行こうとなった。紅葉時期の三連休とあって交通機関は大混雑だったが、沢は静かなものだった。

一日目;天気は晴れ。JR日光駅からバスに乗り、東照宮を抜けるまでは渋滞だが、それ以降はいろは坂も順調。赤沼で降りて低公害バスに乗り、弓張峠で下車して西ノ湖方面へ向かう登山道を数分で外山沢川の出合となる。しばらくは退屈なゴーロ歩き で、両岸の台地を踏跡を拾いながらの沢歩きである。緑沢との出合は伏流となっており、これかな?と思いつつもまっすぐ進んでしまう。ほどなく庵滝にぶち当たって間違いに気付いた。そのまま戻らずに緑沢との中間台地を横断して緑沢に入る。出合まで戻った方がテン場は良さそうなので迷うが、面倒なのでそのまま遡行し、左岸から枝沢の入る所を今宵の宿と定めた。その先は滝場に入るからである。狭くてお世辞にも良い物件とは言えなかったが、約三か月ぶりの焚火を楽しんだ。

二日目;天気は薄曇り/ガス。テン場を出てほどなく右から緑滝が落ちている。末広がりの豪快な滝だがそれは4段の最初に過ぎない。はじめ右のフェイスに取り付くが 行き詰って左の涸れた溝を登る。その上2〜4段は斜瀑で、いずれも流れの右側を直登 する。最後の4段目は上部が立っていて若干緊張する。登山体系によれば、下から40m、17m、40m、30m、合計127mとなっているが、そんなにあるようには見えない。緑滝を登り切った少し上で沢の中に半分埋まった状態で散乱している登山道具を 発見した。ザック、ワカン、スノーシュー、寝袋、靴。雪山シーズンに流された2〜3 人パーティーの物と考えられる。沢を登っていると時々出くわすが、これだけ纏まっ ているのは初めてだ。雪山で靴まで流された人はどうなったのか。いやなものを見た 感じで足早に通り過ぎる。後でコナンちゃんがネット検索したところ、昨年も同様の 「見た」という記録があり、すでに警察に情報提供されているようだった。

そこから先は連瀑、石畳状のナメと飽きさせず、水が涸れても涸滝登りとなってスッ キリした遡行が楽しめた。詰めも藪漕ぎなしで登山道に出る。稜線は薄いガスがか かっていて、残念ながら展望は無かった。天狗平〜外山鞍部までは快適だが、その先 の湯元スキー場までの下りはクソだった。随所で崩壊が激しく、これを「道」と呼ん でいいのだろうか。廃道までそれほど時間がかからないように思える。
湯元に下山し、源泉に近い宿の風呂に入れて貰い、14:50のバスで帰途に着いた。湯 元〜竜頭の滝上までは薄日のさす天気だったが、中禅寺湖まで下ると周辺は濃い霧に 包まれていた。

<コースタイム>
1日目;出合(10:50)〜緑沢二俣のテン場(13:00)
2日目:テン場(8:05)〜稜線(11:30)〜スキー場入口(13:30)
<地形図>;男体山

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