2019/02/09-10 吾妻:雄国山〜雄国沼
日程:2019年2月9日〜10日
ルート:吾妻・雄国山〜雄国沼
参加者:L増田、長南、関、小南
昨年11月に磐梯山西側の中ノ湯に行ったのをきっかけに、まだ行ったことがない雄国 沼から猫魔ヶ岳辺りを巡ってみようということで計画した。スキー場に問い合わせる と、裏磐梯猫魔スキー場、アルツ磐梯スキー場共にリフトの一回券は無いということ だったので、スキー場からのアプローチは諦めて、北側にある温泉施設ラピスパ裏磐 梯から雄国パノラマ探勝路を辿ることとした。
温泉施設の駐車場に車を止めさせていただき、施設奥のラビスパ西口から山に入る。 雪のために始めはルートが分かりにくいが、何となく道型を拾って登ってゆくと途中 からは転落防止柵が出てくる。小尾根を回り込んだ辺りから急登を少しこなすとなだ らかな尾根に出る。表層10儖未降りたての雪で、その下に固い雪の層があるが、厚 さは僅かで所々ストックの先に地面を感じる。今年は雪が少ない様だ。曇り時々小雪 が舞う天気。なだらかなアップダウンを繰り返してやがて雄国山の頂上へ出る。展望 デッキがありエアリアマップには「飯豊連峰の展望が特にすばらしい」とあるが、今 日はガスで展望はゼロ。風が冷たいので早々に沼目指して下り始める。視界が悪くて 雪面のアップダウンが分かりにくい。少し下るとガスが切れて眼下に雄国沼休憩舎と その奥に雄国沼が見えた。休憩舎を目指して滑り降りる。雪質は悪くないようだ。
雄国沼休憩舎はログハウス形式の大きな建物で、4面ガラス張りの窓で室内がとても 明るい。トイレも完備していて快適。難を言えば大きすぎて寒い。14時過ぎから水を 作りながら飲み始める。関さんが稜線上にこちらに向かって降りてくる人影を見たと いうので同宿人か?と思ったが、結局その人達は現れず、おそらく雄子沢沿いのルー トから雄国山をピストンしたものと推察される。
広い小屋は我々だけの独占となり、本格的な宴会へと突入。皆が用意した色々なつま みでウヰスキーのお湯割りを飲みながら夜は更けていった。寒いので寝るときは小屋 の中にテントを張り、その中に4人で寝た。おかげで温かくよく寝られた。
翌朝は天候回復の願いも空しく、昨日よりもひどいガス。全く視界が利かない。猫 魔ヶ岳はあきらめて往路を戻ることにする。昨日のトレースがよく分からず、鞍部の 少し西側に出てしまった。雄国山も相変わらずのガスの中。昨日のトレースを追って 下るが、所々スキーが雪面に刺さったり、細かいアップダウンにスキーを取られてよ く転んだ。昨日と逆のラビスパ東口に下ることとしたのだが、途中の50m位は傾斜が きつく樹林もあってスキーを脱いで下る。最後は駐車場の入口に滑り降りて終了と なった。
ラビスパ裏磐梯の温泉は循環だしあまり期待はしていなかったのだが、薄茶色のナト リウム−塩化物・炭酸水素塩泉で湯力が結構強く、山行の疲れがどっと出る良い温泉 だった。食堂で喜多方ラーメンをがっつくように食べて帰途に着いた。
<コースタイム>
行き;ラビスパ裏磐梯(9:00)→雄国山(12:30)→雄国沼休憩舎(13:30)
帰り;雄国沼休憩舎(8:30) →雄国山(9:40) →ラビスパ裏磐梯(12:00)